HOME FOODS COLUMN 連載9「ふわふわの衣」

こんにちは“くらしまわり”山越典子です。
今月も八ヶ岳の麓から季節の献立てと台所のお話しをお届けします。

※漬物や薬味に使われる信州の地大根を乾燥させています

早いもので12月に入りました。
年々、月日の流れが早くなっている様に感じますが、気のせいでしょうか?

なんだか信じられないスピードですが、充実した日々を送れていると言うことで、過ぎていく時間にありがとう。

私は、今年の思い残しがない様に、気になっていた事を一つひとつ実行に移しています。お料理教室を開催したり、会いたい人にあって、行きたい所に行って、あぁ満足!!

そして毎年恒例のたくあんを仕込み、お楽しみのシュトーレンを焼いて、あぁ満足!!

年末に向けて、やる事まだまだありそうです!そんな忙しい中、来客が多くなるこの時期におすすめ、おもてなしにも、おつまみにもなる一品をご紹介したいと思います。

レシピ「山和芋の舞茸つつみ揚げ」

材料(3~4人分)

  • 大和芋 350g
  • A(塩 小さじ1/2、醤油 大さじ1)
  • 舞茸 2株
  • ゆずなどの柑橘類、塩 お好みで

つくり方

  1. 大和芋の皮をむきすりおろす
    ※皮のむきにくい所はスプーンでこそげ落とす
  2. ①にAを加えよく混ぜる
  3. 舞茸を適当な大きさに分ける
  4. 熱した鍋に油を注ぎ、高温になったら舞茸の軸に②を巻き付ける様にして揚げる
  5. 裏側もきつね色になったら取り出す
  6. お好みでゆずの絞り汁や塩をふりかけて頂く

※調味料は昔ながらの製法で作られた添加物の入っていないものを使用しています。
※薄く切ったレンコンや海苔に乗せて揚げても美味しい。
※肌の弱い方は手袋をしてすりおろして下さい。
※痒くなったらお酢をつけるとおさまります。

手間がかからず、歓声のあがる見た目、そして外はカリッ、中はふあふあの食感で大人にも子供にも好評の一品です。

粘り強い大和芋や自然薯でお試し下さい。

お台所のこぼれ話 その9

よく晴れて冷たい日、冬の保存食作りに励みます。

細く細く大根を切って、2-3日干せば切干し大根の完成です。大根の葉も干して、煮物などに使います。どちらも、しみじみ美味しいのは、太陽の力と風の力のおかげでしょうか。

冷えた身体に、内側からお日様があたるようで切干し大根煮は、冬の定番おかずです。切っては干し、切っては干し、一年分の切干しを作ります。

自然の力に感謝して、くらしまわりのお話でした。

暮らし探究家
くらしまわり 山越典子
安曇野にあるホリスティックリトリートセンター穂高養生園にて調理を担当。2012年茅野市に移住。玄米菜食のお店「おいしい家」を一人で切り盛りする。出産のため一時休業。
2017年春より、大工の夫と共に「くらしまわり」をスタートさせる。おいしく食べること、丁寧に暮らすことの面白さを提案している。不定期でお料理教室を開催予定。
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