八ヶ岳に自生する薬草ともっと仲良くなって、共に暮らしていくための読み物です。
記念すべき第1回目はアザミ。
トゲトゲした葉をモサモサに茂らせているこの方。
モフモフした葉の中央と、鋭くとがったトゲを持つ葉先。
シルバーがかった葉の付け根部分と濃い緑を称えた葉の中央部分と、白みを帯びた葉の淵。
この美しいコントラストがたまりません。
たくさんの複雑な性格を持っていそうなこの方。
素手で触れないくらいに鋭いこの方を
今回はホットサラダにして食べます。
アザミとじゃがいもとオイルサーディンのホットサラダ
材料A
- アザミの葉 4~5枚(とげが鋭いので、手袋をして採取することをお勧めします)
- じゃがいも 1個
- 玉ねぎ 適量
- オイルサーディン 好きなだけ
材料B(ドレッシング)
- バルサミコ酢 小さじ1と1/2
- 菜種油 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ半分
- 塩 小さじ1/4
- ニンニク 1片
作り方
- じゃがいもは茹でて1cm幅に輪切りし、かるく塩を振っておく
- 玉ねぎは水にさらしておく
- ニンニク一片を半分に切り、断面をドレッシングを作る器にこすりつけておく
- ③の器の中に材料B(ニンニクは除く)をすべて入れ、よく混ぜ合わせる
- アザミの葉は採取した後洗わずに、直火でトゲを焼く(革のグローブをするか、トング等を使ってください)
- 焼いたアザミの葉を洗い、キッチンペーパーで水気を切る
- ①と水気を切った②、オイルサーディンを重ねる
- ⑦の上に⑥のアザミを重ね、④のドレッシングを添え、完成。
アザミの葉と根は、利尿、解毒、止血、強壮作用があると言われています。
アイヌの人たちは、アザミを「アンチャミ」と呼んで汁ものに入れて食べたりと、とても大切にしていたそうです。
トゲトゲで、仲良くなるにはちょっとハードルが高いようなイメージのアザミですが、その姿丸ごと頂くには、トゲをあぶったり、今の時期の柔らかい葉なら油で揚げるとトゲは気になりませんので、てんぷらなどもおすすめです。
アザミのように春になると顔を出す薬草は、解毒や利尿作用を持つものが多いです。人が冬に体にため込んだものを、こうして春の薬草は外に出してくれるのです。
ここ八ヶ岳でいつでも足元に生えている薬草は、その時々の人のからだとこころを整えてくれます。どの季節も足元の薬草たちを見ると、一緒に生きている気がしてきて嬉しくなるのです。
Kigi今後のワークショップのお知らせ
4/8、15、22(日) 春の薬草講座
5/8、15、22(火) 春の薬草講座(増席)
春から始める本格薬草講座。座学、フィールドワーク、実践の全三回講座(単独受講も可)です。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3567850?categoryIds=541588
4/29(日)、30(月) 春の土用 さそり座満月のリトリート ~魔女とすごす2日間~
薬草を使った養生ご飯、薬草コスメづくり、さそり座満月ウオーターづくりなどなど、薬草づくしの特別プログラムのリトリートです。残席3名様。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3672041?categoryIds=541588
5/12(土) 春の薬草観察会~薬草摘み~発酵菜食 料理研究家たかやま晴代さんのランチ
https://kigi.amebaownd.com/posts/3672048?categoryIds=541588
5/20(日)から 季節の薬草コスメ講座
八ヶ岳に自生する、季節の薬草を使った全3回の薬草コスメ講座です。(単独受講も可能)
季節ごとの薬草を、湧水を使って手作り蒸留器で蒸留して芳香蒸留化粧水とフェイスクリームを作ります。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3913607?categoryIds=541588
メールマガジン始めました:
八ヶ岳薬草暮らし~自然の恵みの穏やかな暮らし~
https://www.reservestock.jp/subscribe/85373