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こんにちは、もっちぃです。
ハチモットの他のライターさんも御柱祭については語っていると思いますが、前回の予告通り、7年に一度ですから私見たっぷりにお伝えしたいと思います。
もうかれこれ30年以上八ヶ岳に遊びに行っていて本格的に御柱祭に参加するのは初めてです。
しかも、私の生まれ年、寅年に行われているなんて・・・
(寅・申年に行われているようです)
ですので、これらのレポートは、御柱初心者のレポートとなりますので、地元の方は、広い心で読んで頂いて、まだ行ったことないよ~という方は、ぜひ次回参加するための参考にしてみてください。
一回目のレポートでは、基礎知識編です。
上社、下社とは?
御柱祭とは、諏訪大社を囲む16本の御柱を7年に一度入れ替える、正式には「式年造営御柱大祭」と言われる行事です。
宝殿の造り替え、御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼びます。
諏訪大社は、全国各地の諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社の一つです。
諏訪湖の周辺に4箇所の境内地を持っています。
上社と下社に分かれ、諏訪市に「上社本宮」、茅野市に「上社前宮」があり、下諏訪町に
「下社春宮」と「下社秋宮」があります。
東国第一の軍神として坂上田村麻呂や源頼朝、武田信玄、徳川家康らの崇敬を集めました。
諏訪大社の歴史は大変古く古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
御柱祭の上社、下社の違いは?
よく、全国放送のニュースで流れる、丸太に乗って坂を降りる映像は、「下社の木落し」です。
僕も今回行って分かったのですが、その違いは、「メド梃子」にありました。
メド梃子とは、御柱に設置されたV字型のモニュメントです。
そこに各地区の氏子達が乗って、「ヨイサ、ヨイサ」と叫びながら山から各社宮へ運んでいきます。
『上社御柱祭』
柱の前後に「メド梃子」がある
木の皮を剥ぐのは、湖南・中洲地区を除いては山出しと里曳きの間
曳行する柱を担当する地区を抽選で決め、山出しから里曳きを通じて最後まで同じ柱を曳く
曳き綱は、向かって右側が男綱(おづな)、左側が女綱(めづな)と呼ばれる。
『下社御柱祭り』
「メド梃子」はない
祭りのおよそ1年前に伐採し、その際に木の皮も剥ぐ
曳行する柱を担当する地区が、あらかじめ決められており、山出しと里曳きでは柱の担当が異なる
曳き綱は、向かって右側が女綱、左側が男綱となる。
ネット配信はしていないの?
最後に、御柱祭はテレビやネット配信していないの?というご質問も頂きました。
LCVという地元のケーブルテレビ局が、全編中継をしており、一年間、繰り返し放映されます。
それほど人気のコンテンツだということです。
もちろんネット配信もしていますが、残念ながら、LCVのネット会員でないと見ることはできません。
ですから、ぜひ次回はその目で必ずや、ご覧ください!
参考)御柱祭公式サイト(http://www.onbashira.jp/)
つづく。