HOME FOODS COLUMN その3「ルバーブとクリームチーズのタルト」
“おかあさん、おなかすいたよ〜” 原村にある小さな焼き菓子工房Oven Works。店主である細野千恵さんが、腹ペコのお子さんたちの声にパパッと応える簡単お菓子をご紹介します。

八ヶ岳の特産として注目を浴びているルバーブ。
初めて見た時は「???どんな味?」と思いませんでしたか?
見た目はフキのような太い幹と大きな葉っぱ。

「これは野菜?果物?」答えは野菜だそうです。
その野菜から、とっても美味しい甘酸っぱいジャムができるなんて驚きですね。

今月はルバーブジャムとクリームチーズを乗せたタルトを作りましょう。
ルバーブがすぐ側のスーパーで買うことができるなんて恵まれた環境ですよね!OvenWorksの庭にはたくさんのルバーブが育っています(放ったらかしですw)。

材料:18cmタルト1枚分

タルト生地A

  • 小麦粉 170g
  • 全粒粉 50g
  • オートミール 20g
  • アーモンドパウダー 20g
  • ベーキングパウダー 小1
  • 塩 2つまみ
  • シナモンパウダー 好み

タルト生地B

  • さび砂糖 90g
  • 米油(菜種油でも可) 100cc
  • 牛乳(豆乳) 大3
  • レモン汁 小2
  • クリームチーズ
  • ルバーブジャム(ルバーブ200g、砂糖100g ルバーブを2cmに刻み、砂糖と一緒に煮込みます。※砂糖の量はお好みで調整してください)

作り方

※ルバーブジャムを作っておく

  1. Aを混ぜ合わせる。
  2. 別のボウルにBを混ぜ入れる。
  3. Bがとろりと乳化してきたら、Aに加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
  4. 生地を2/3と1/3に分けます。※生地は寝かさなくても大丈夫です。
  5. オーブンは170度で余熱しておく。
  6. 2/3の生地を伸ばし、タルト皿に敷き詰める。残りの生地は残しておく。
  7. タルト生地の上にクリームチーズを均等に乗せます。
  8. その上にルバーブジャムを乗せます。※タルトの端を中心に向かって寄せます。
  9. 残してあったタルト生地をクランブルとして乗せます。
  10. 仕上げに、きび砂糖とシナモンパウダーを混ぜたものを降ります。
  11. オーブンで175度で35分間焼きます。

※このタルトの空焼きは必要ありません。
※ガスオーブンでない場合は180度に設定してください。

残ったルバーブジャムは、ヨーグルトなどに入れて楽しめます。
このタルトは季節に合わせて旬のフルーツをそのまま入れたり、お気に入りのジャムを入れることもできますよ。

タルト生地に使う牛乳を豆乳に変え、タルトの具であるクリームチーズを省けば、ヴィーガン用のタルトにもなります。それぞれのライフスタイルに合わせて作ってみてください。

今回のルバーブとクリームチーズのタルトは、デリ&カフェ「K」にて6月の毎週末に食べることができます♪

細野千恵(ほそのちえ)
3児の母。焼き菓子職人。
仙台市に生まれ、大阪の料理専門学校を卒業後、東京・大阪・仙台のレストラン・カフェ勤務を経て2006年に原村へ移住。カナディアンファームで暮らしの修行を積み、現在は夫とともにゲストハウス・Yatsugatake Small houseを運営しながら、焼き菓子工房Oven Worksにて日々お菓子を作り提供している。
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