HOME FOODS COLUMN 連載2「香りをいただく」

こんにちは“くらしまわり”山越典子です。

今月も八ヶ岳の麓から、季節の献立と台所のお話しをお届けします。
先月に引き続き、5月も身体すっきりデトックスメニューのご紹介です。

春、この時期に私たちの身体は毒素を体外に排出させる力が強まっています。

吹き出物が出やすいのは、その排出のためだそうです。そんな力を後押しするために、血液の浄化が期待できるよもぎを使った一品をご紹介します。

レシピ「春香る、よもぎ胡麻豆腐」

材料(流し缶サイズ 16×13)

  • 生よもぎ 40g
  • 水 550ml
  • 本くず粉 40g
  • A 白練りごまペースト 90g
  • 塩 3g

つくり方

  1. よもぎと塩(分量外)を加えた熱湯でさっと茹でる。
  2. ①に水150mlを加え、ブレンダー(ミキサーでも可)にかける。
  3. 鍋に②のしぼり汁と残りの水400mlを入れて、くず粉を入れ、木べらでよく混ぜ合わせ、中火にかける。
  4. 鍋の中が沸々してきたら弱火にして、くずが透明になり、火が通ったら止める。
  5. ④にAを加え、よく混ぜ、弱火で7分ほど練り上げる。※焦げやすいので注意
  6. ⑤の鍋に②のよもぎを加え、さらに2分ほど練る。
  7. 水でぬらした流し缶に⑥を流し入れ、平にならす。氷水をはったバットに流し缶を入れて冷ます。
  8. 好みの大きさに切り分けて、適量に醤油をたらす。

※2 胡麻豆腐は冷蔵庫に入れると固くなってしまいます。翌日に持ちこす場合は、冷蔵庫に入れてお汁の具として頂くと美味しいです。
※3 生のよもぎが手に入らない場合は、乾燥のもので代用できます。

おもてなしにも喜ばれる、よもぎ胡麻豆腐、ねりごまペーストを使って材料さえ揃えれば意外と簡単です。

胡麻豆腐は栄養価が高く、病後や食欲のない時にもつるりと美味しく食べられる我が家のお助けメニューです。

お台所のこぼれ話 その2

皆さんのお家では、どんなまな板を使っていますか?

私は朴(ほう)の木のまな板を愛用しています。木のまな板は包丁の当たりが良く、しっかりと食材を切ることができます。

使う前に濡らして、よく拭き、よく乾かすこと。

これだけ守れば、特別なお手入れは必要ありません。表面にキズが増えたら、年に数回削ってもらいます。自然素材の道具は表情が豊かで、心地よく料理をすることが出来ます。愛着を持って使える道具、身の周りにあると嬉しいですね。

くらしまわりのお話しでした。

暮らし探究家
くらしまわり 山越典子
安曇野にあるホリスティックリトリートセンター穂高養生園にて調理を担当。2012年茅野市に移住。玄米菜食のお店「おいしい家」を一人で切り盛りする。出産のため一時休業。
2017年春より、大工の夫と共に「くらしまわり」をスタートさせる。おいしく食べること、丁寧に暮らすことの面白さを提案している。不定期でお料理教室を開催予定。
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