帰国後、すこしずつ活動をスタート。
作品展示・販売の他、刺繍の講師も務める。
2018年に横浜から下諏訪へ移住
現在、地域おこし協力隊として活動しつつ、教室OPENに向け準備中。
地方に移住して、洋裁とか刺繍の教室やりたいな。
そう思い始めてから、移住に関連する情報を調べたり、どこが良いかあれこれ考えたり。
地元横浜でやるのも良いけど、なんか違う気がする・・・
教室といっても先生と生徒としてではなく、もっとフランクな関係で、心地よい空間の中で学べる環境が良いな。
それが実現できるのは、都市ではなく、人と人との距離が近い地方なのかな。
ああしたい、こうしたい、という理想の基本となっていたのは全て、デンマークで通っていたスカルス手工芸学校での経験でした。
いろいろ考えてもなかなか前に進まないので、ひとまず旅行気分で気になる所へ行ってみることにしました。
まず最初に思い浮かんだのは
「山があるところがいい! = 長野県!」
山好きな私にとっては絶対に外せない条件で、長野県は憧れのアルプスがある場所!
そして祖母の出身地でもあり、実家から電車で約3時間で行ける距離!
この時点ですでに長野県は最有力候補地でした。
そして初めて移住を意識して来た所が、祖母の生まれ育った諏訪郡富士見町。
駅を降りた瞬間、
「わ~!のどかで良い場所だな~!」
町をふらふらと歩いてると、ふと気付きました。
やっぱり車がないと生活が難しい。
頭の中では分かっていたものの、実際に来てみて実感しました。
田舎暮らしは、車がないとだめかー
車持ってないしな・・・というか運転免許さえも持ってない・・・
うーん、どうしよう。
その日は、同じ諏訪地域の下諏訪町にある「マスヤゲストハウス」に宿泊。
下諏訪へは泊まることが目的で来たので、正直この時は移住先として考えていませんでした。
夜はゲストハウスに集まった宿泊客や地元の人たちに、下諏訪の良さを熱く語ってもらい、翌朝は町歩き。
まずは地元の人たちも利用する温泉へ。
ここで、見知らぬおばあちゃんから
「最近寒いから、洗濯物が全然乾かないでね。困るだよ。」
と、話しかけられ
「あ、そうなんですね。」
「あんたとこは?ちゃんと乾くだか?」
「あ、私住人じゃないです・・・観光客です。」
「あーそう。早く暖かくなってほしーでね。」
こんなほっこりした会話を交わし、心がじわ~と温かい気持ちになりました。
他にも通りすがりの人から、
「あら、そのお団子かわいいわねー」
と、私の髪型に対して声をかけてきたり。
なんかゆるりと心地良い町だな。
観光客として大歓迎しています!といった感じではなく、あくまで普通に生活していて、その一枠に私が通りすがって声をかけたという感じ。
そしてなにより、歩いてまわれる距離にスーパーや郵便局など生活に必要なものがある!
いろんなことがちょうどいい町だなー
と、来たその日にここに移住したいと直感的に感じました。
ただ他の地域はまだ見ていなかったので、他にも良いところあるのかな?という気持ちは僅かながらありました。
それでも信州に移住という気持ちには変わりはなかったのですが・・・
少しでも他に何か情報が掴めればと思い、翌月に東京で行われた「信州移住フェア」へ参加してみることに。
そこで出会ったのが下諏訪へ移住することを決めるきっかけとなった、現在下諏訪町地域おこし協力隊をやっている、ひっきーこと綿引さんと、当時の役場担当者の方でした。
このことがきっかけで移住へ向けて具体的に進んでいきました。
次回はいよいよ最終回!
移住するにあたり、人生で一番高い買い物をします。
お楽しみにー!!
北欧ラップランドの先住民サーミ人の伝統的な柄を、クロスステッチという技法で刺繍して、ポーチを作りました。
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