HOME CRAFT COLUMN 2縫目「スカルス手工芸学校の日々」

一面に広がる緑の牧草地、たくさんの牛や馬、北欧らしいすてきな家が並ぶ町並み。

スカルスの町並み

昔行った旅先での景色や、出会った人たち、ふと思い出して、じんわり温かい気持ちになれる情景ってありませんか・・・??

私にとってこの学校での生活は、そんな情景がたくさん詰まった毎日でした。

さて、前回からの続き。

年が明けた1月中旬、いよいよ出発の日を迎えます。

朝、起きて窓の外を見ると、

「え?!真っ白・・・」

まさかの大雪!

出発の日に限って!!!

朝から落ち着かず、そわそわ。

飛行機、飛ぶの?飛ばないの?!どっちなのーーーー???

どうやら飛行機は問題なく飛びそうだけど、が!しかーし!

空港への公共交通機関が麻痺。

スマホを駆使して調べた結果、どうにか行けるルートを発見!

なんとか空港へ到着することができました!

こうして無事、デンマークへと旅立ちます。

これから始まる留学生活のことを妄想していたら、あっという間に首都コペンハーゲンへ夕方に到着。

コペンハーゲン

コペンハーゲンから学校までは、電車とバスを乗り継いで5時間。

翌日早朝、中央駅から電車に乗り込みます。

中央駅

電車はテーブルのある向かい合わせの席で、

「どんな人が座るのかなー」と思っていたら

座ったのは、小柄で色白の日本人らしき女性でした。

話しかけでみようかな、ちょっと緊張するな・・・

私「アー ユー ジャパニーズ?」

女性「はい、日本人です。」

私「あ・・・日本人。」

話しを聞くと、彼女もスカルス手工芸学校へ行くとのこと!
※実はこの彼女、先週下諏訪へ移住してきました!OPEN予定の刺繍教室と同じ場所で、カフェを一緒にやってくれます!

学校に着いたのは夕方近く。

最寄りのバス停を降りた瞬間、レンガ造りのとってもかわいらしい建物が!

「えー!これが学校?!すてきーーー!!」

入口の木製の青い扉を、ギギギーと開けると・・・

もうすでにたくさんの新入生が!

なんだかみんな、とってもおしゃれ!

三つ編みのよく似あうフォークロアなワンピースを着た人。

柄 × 柄を見事に着こなす、目を引く個性的な人。

短い前髪が良く似合うショートカットのアイスランドから来たおばあさん。

「Hej!」(こんにちは)

周りの生徒たちと、デンマーク語であいさつ。

「はい、これ部屋の鍵ね。」

と、笑顔がすてきな校長先生から鍵をもらい、各自部屋へ。

この学校は寄宿制で、1階が教室、2階が生徒の部屋。

「わ!部屋もすてき!」

角部屋で窓が2つあり、景色がきれいに見える部屋でした。

荷物を置き、さっそく校内散策!

講堂

ライブラリー(くつろぎスペース)

食堂

生徒の作品

さりげなく飾られたお花

なんとも温かみのある、ほっこり感満載の校内!

この学校は高校でも大学でもなく、“フォルケホイスコーレ”というデンマーク独自の教育機関です。

自分のやりたいことを見つけたい人や、セカンドライフを趣味で楽しみたい人など、目的、年齢、国籍もさまざま。

私が通っていたところは、主要科目が「織り」「洋裁」「刺繍」で、選択科目に「レザークラフト」「陶芸」「染め」などもありました。

今まで通ってきた学校とは全く違った、デンマーク流の教え方。

次回は、「生徒よりもティータイム優先?!」と思わず笑ってしまう、ヒュッゲを大切にする国ならではの体験をお伝えしていきます~!

お楽しみに!

今月の手芸くらしなもの


北欧の先住民サーミを刺繍しました。

唐戸友里
服飾系の高校・専門学校で学び、その後、デンマークの手工芸学校へ留学。
帰国後、すこしずつ活動をスタート。
作品展示・販売の他、刺繍の講師も務める。
2018年に横浜から下諏訪へ移住
現在、地域おこし協力隊として活動しつつ、教室OPENに向け準備中。
Facebook