キーワードは、「元猛烈社員」「元スピリチュアル・ジプシー」「ヴィーガン」「丁寧な子育て、暮らし」。
5年で30人から1000人規模へ成長を遂げたベンチャー企業にてシステム担当から広報、IR、経営企画、上場準備と幅広い分野をがっつり経験した事務系ジェネラリスト。出産を機に独立。2014年に八ヶ岳の西麓・原村に移住し、自然の中で丁寧な子育てを実践中。
一方で猛烈社員時代に迷走した経験から、「自分を深く知る」ことで軽やかに生きるためのサポートを様々な分野で行っている。
こんにちは。10連休のゴールデンウィークはほぼ引きこもりだった林美代子です。
身近に美しい景色があると、それだけで満たされていく。なんとも贅沢な環境です。
と、太ってしまった言い訳はさておき、今回はフリーランス=個人事業主 の選択についてお伝えしますね。
さて、前回の記事でご紹介した「好きを見つける書きだし」、いかがでしたでしょうか。
50個、結構キツイですよね。ご紹介した手前、もちろん自分でもやってみましたよ。残り20個がふんばりどころです。
小学生の時好きだったこと、そして今も好きでいること。
全く一致するものは少ないですが、違う表現や言葉でも、同じエッセンスのものがいくつかありました。
書いているうちに、浮かんできたわたしのエッセンス。
A=B とはなりませんが、書いているうちに、「あ、わたしそうだった」とか、「あ、だから、今これをやっているのか」という気づきがきっとありますよ。是非やってみてくださいね。
そして、エッセンスがみつかったあとに出てくる「でも、わたし、お金もらえるレベルじゃないし・・・」モンダイには、またあらためて触れていきますので、今はエッセンスを見つけることを最優先してくださいね。
さて、自分の中にある「好き」のエッセンスから
これだったら継続してやり続けていきたい。苦なくやり続けられる
誰かとわかちあいたい。
と心から思えるものがあったら、是非行動に移してみましょう。
え?でも。いろいろ準備してから・・・
商品やサービスを考えてから・・・
と思いますよね。普通はそうです。でも、毎日マルチタスク全開でフル稼働しているママ。落ち着いたら考えて、準備して・・・と思っているうちに何年も過ぎていた・・・はい、よくあることですね。
というわけで、「わたし、手仕事が好きだった。これをベースにお仕事にしてみよう」というエッセンスをベースにまずは考える。並行してカタチを作っていく。
個人事業主になっても、今までやってきたパートやお仕事、やってもいいのです。(会社の場合、副業になりますので、規程を確認してくださいね。)
特に、好きなことが同じレベルであって、いろいろやってみたい。複数わらじを履いている(履く予定の)ママはカタチから入るのがオススメです。
実は、カタチから入るってすごく大切なんです。
髪型を変える、服装を変える。例えば着物を着ると自然と動作が女性らしくなります。
「型」をとることで創り上げられることって意外と多いものですよ。
個人事業主になるのはとても簡単。開業届を近くの税務署に提出するだけです。そして、開業するのであれば、控除の面から考えても青色申告がオススメです。
開業することで、事業という型ができます。屋号どうしよう、まずはこのサービスからやってみようかな、経費って何があるんだっけ。
そして年に1回、青色申告をする。自分が取り組んだことが、どれくらいのお金になって、何にどれくらいお金を使っているかを把握する。
なんとなく頭で把握するのではなく、申告という書面を作ることで、しっかりと把握できるのです。
さらに、開業すると今まで出費でしかなかったものが経費となり、結果として節税できるというメリットもあります。
好きなことを事業にしたとたん、普段意識せずに日常で使っているお金の多くが「単なる出費」から、「経費」となります。なにかを作るために使っている材料費、技を習得するための講座料、アイディアをもらうためにカフェで話をしたお茶代、自宅で作業場を確保した場合そのスペースに相当する家賃、知恵をさずけてもらうために訪れた人への手土産代・・・普段何気なく使っているもの、実はその要素がたくさんあるのです。
ただし、経費として扱えるから節税だ・・と、わたしはいうつもりはありません。
だって、経費をつむことだけで考えると、たいした節税ではないんです(笑)
収入―経費 で節約できるのは主に所得税、住民税。ここの割合ってだいたい10%前後なのです。一生懸命100万円経費をつんだところで10万円の節約。しかもこの経費の妥当性とか、それ本当に事業なの?といった税務署からの視線を気にしながら、慣れない申告をやることになります。
なので、あくまでも好きなことを事業としてやっていくうえで、結果として節税、が本来の姿でしょう。
フリーランス=節税 の考えよりも、きっちり稼ぐための開業の心持ちのほうが、断然オススメです!
とはいえ、やっぱり節税も、ちょっとはできたらいいですよね。
実際、扶養にはいったまま仕事をするか、扶養からはずれてがっつり稼ぐか。ここは現実的に考えたほうがよいです。
知識として103万、130万、150万の壁??を復習しておくにはこちらの記事がわかりやすいです。社会保険料を負担することになる方が、実際インパクトが大きいのですよね。
https://townwork.net/magazine/knowhow/taxes/62818/
行動してみようかな、と思った方へ。オススメの本を紹介します。
この2冊にはとても助けられました。左のほうは、エクセルの申告ソフトもついていて、10年間ずっとお世話になっています。本に無料でついてくるのでオススメです。
いかがでしたでしょうか。
少しでも継続的にやっていきたいエッセンスが見つかった方は、是非フリーランスとして開業する選択を検討してみてくださいね。
次回は、きちんとお金をいただくために、をテーマにしてお伝えする予定です。
☆「好き」を仕事にする決意をして行動を始めた女性を応援するプロジェクト、「Yazipen de Workshop」を開始して4年目になります。6月は好きなことをきっちりカタチにし始めた松本千鶴さんのワークショップ。是非のぞきにきてくださいね♪
https://yazipen-workshop.com/blog/2019/05/09/190618funpan/