HOME CULTURE & LIFE COLUMN Vol.7 私とキンミズヒキの関係の話
季節ごとの八ヶ岳の日々、音、響きを感覚全開で綴ります。

今の季節、ヒトや動物の足元にくっついて、盛んに種を広げているキンミズヒキ。いわゆる「くっつきむし」です。

ひと月前はこんな姿。

黄色い小さなお花が可愛らしいです。

ミズヒキと名はついていますが、ミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科なので、両者は分類的には仲間というわけではありません。

キンミズヒキは、同じバラ科のイチゴと葉が少し似ています。

キンミズヒキの仲間の西洋キンミズヒキ(アグリモニー)は、イギリスのバッチ博士のフラワーエッセンスに使われたことで世界的に有名になりました。

アグリモニーのフラワーエッセンスは、例えば、辛いことや悲しいことがあった時、「私、傷ついてなんかいないし、全然大丈夫だから!」と自分を無理に納得させてしまったり、かえって明るく振舞おうとする人に有効だと言われています。

アグリモニーのフラワーエッセンスはそんな人の心を開き解きほぐし、自分の心に素直に向き合い、自然な振る舞いをする助けになると言われています。

無理して平静を装わずとも本音を語り、人の助けを素直に求められるようになる助けになるとも言われています。

そして、私たちの足元に生えているほうのキンミズヒキ。

こちらは生薬名を「竜芽草 りゅうげそう」と言います。

竜芽草は、抗菌、消炎、鎮痛作用、下痢止め、皮膚疾患全般、そして口内炎に有効とされています。

最近娘が口内炎になりまして、ちょうどキンミズヒキが庭に生えていたので、煎じてうがいをさせてみました。

そうしたら、その効果にびっくり!

娘は口内炎がなかなか治らず痛がっていたのですが、うがいを2回ほどしただけで治ってしまったのです。

さらにびっくりしたのはそのあと。

あまりに早く口内炎が治ってしまったのでキンミズヒキの煎液がたくさん余り、お風呂に入れると疲労回復の作用があるということで試しにお風呂に入れてみたのです。

その時は特に疲れてはいなかったので疲労回復効果があったかどうかはわからなかったのですが、びっくりしたのはその翌朝。

朝起きると、今まで感じたことのない感情が湧いてきました。

言葉で説明することが中々難しいのですが、起きた瞬間、とにかく大きな大きな、自分に対する「ありがとう」の気持ち。

それもぼんやりとした「ありがとう」ではなく、「左足のかかとさんありがとう」「右手人差し指の付け根さんありがとう」みたいな、なんだか細か~いありがとうが無数に湧き上がってきて、感謝&何とも言えない愉快な気持ちに(笑)。

キンミズヒキはすごい!

「ヒトの足や動物の足にどんどんくっついて、この感謝&愉快な気持ちを世界に拡散させておくれ!」と言いたくなりました。

いつも思うのですが、植物は薬効があってもなくても固有のエネルギーを持っているので、例えばなぜだか分からないけど好きな植物、名前も知らないけれどなんだかとっても惹かれる植物がもしあれば、その人とその植物の間には何かが始まっていると思うのです。

例え薬効がなくても、その植物を眺めたり、触れてみたり、更には一緒にお風呂に入ったり、胸の上にのせて寝てみたり、それだけで心は変化していきます。

お散歩に最適なこの季節は、頭の中のおしゃべりをやめて、自分の惹かれる植物を感じに外に出てみるのもよいですね。

そして惹かれる植物がいたら、ぜひ触れたり嗅いだり、しゃがんで植物目線で世界を眺めてみたり、あまりにも気になる植物は連れて帰って一緒にお風呂に入ったり寝てみたりしてみてください。

植物との新しい関係が始まるかもしれませんよ。

10月、11月のKigiワークショップのお知らせ

10/7(土)
ミニ薬草観察会&桃の葉の芳香蒸留化粧水づくりワークショップ@妖精舞踏音楽会2017表現のマルシェ

須玉町のスタジオKURIの森の中でのミニ薬草観察会と、森の中で育った自然栽培の桃の葉を蒸留して化粧水を作るワークショップを行います。
https://kigi.amebaownd.com/posts/2967034?categoryIds=541588

10/24(火)
薬草観察会とよもぎコスメづくり@honohono cafe

白州町の素敵なカフェ、honohono cafeにて開催。
ご希望の方は自家製天然酵母パンとほっこりスープのランチをお出しできます。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3018741?categoryIds=541588

10/28(土)、10/29(日)
薬草をめぐる2DAYS@メゾン・ド・ムスヒ

甲府の山の中の異空間、メゾン・ド・ムスヒで2日間にわたって開催。
薬草観察会、季節の薬草で芳香蒸留化粧水づくり、紫雲膏づくり、カレンデュラのバームづくりなどを予定しています。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3018751?categoryIds=541588

11/17(金)
薬草観察会と植物画を描くワークショップ@honohono cafe

草花や鳥、動物の持つ優しさと強さ、美しさをやわらかい雰囲気で作品にし続けている たわらゆうこさんとのコラボ企画。白州町で薬草観察&植物画のレクチャー後、実際に描いてみます。
https://kigi.amebaownd.com/posts/3018754?categoryIds=541588

Kigi主催 園芸家 八ヶ岳中央農業実践大学校 ハーブ指導員 元八ヶ岳薬用植物園ガーデンキーパー
波多野ゆふ
Kigiという名前で、植物×瞑想のワークショップを主催しています。

植物や植物由来の物を素材としたコスメなどのものつくりが中心ですが、植物はもともとヒトのための素材として在るわけではなく、私たちと変わらぬ固有の魂を持った命としてそこにあります。Kigiのワークショップでは、素材として使わせてもらう植物の生態や生育環境をお伝えし、その植物の生き方を深く知ることを大切にしています。例えば精油一つとっても、元々は命ある植物だからです。そしてその植物の生きる姿に思いを馳せ、挨拶をした後でものつくりをするようにしています。

植物はただそこにいるだけで愛と平和そのものの存在であり、いつでも惜しみなく愛と平和を周りにも分け与えてくれています。私たち人間も、そんな植物のように在るための助けになればいいと思い、瞑想のクラスも主催しています。

E-mail: 08kigi@gmail.com
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