帰国後、すこしずつ活動をスタート。
作品展示・販売の他、刺繍の講師も務める。
2018年に横浜から下諏訪へ移住
現在、地域おこし協力隊として活動しつつ、教室OPENに向け準備中。
これまでのお話は→ http://8mot.com/category_serialization/hugge_handicraft/
学校に無事到着した次の日の朝、起きて窓の外を見ると、外が青白くとても幻想的でした。
北欧の冬は日照時間が短く、9時頃に日が昇り、15時前には沈みます。
留学生活がスタートした1月は冬真っ只中!
日が顔を出す時間が短いからこそ、一瞬顔を出す日の光だったり、早朝の青白く幻想的な風景だったり、ふとした瞬間の景色に感動しました。
さて、今日からいよいよ授業がスタートします。
《1日のスケジュール》
7:00 起床
↓
7:45 朝食
↓
8:30 朝礼
↓
9:00 授業
↓
10:15 ティータイム
↓
10:45 授業
↓
12:00 お昼ごはん
↓
13:00 授業
↓
15:00 ティータイム
↓
16:00 授業終了
↓
18:00 夜ごはん
↓
自由時間
↓
ティータイム
↓
就寝
ティータイム、ティータイム、ティータイム・・・
”ヒュッゲ”な時間を大切にするデンマーク人らしい、スケジュール
朝7:00に起き、朝食の時間になると「リンリーン!」と小さな鐘が鳴ります。
みんな食堂に集まり、一緒に朝食。
デンマーク語で「Good morgen.(おはよう)」とあいさつを交わします。
朝食のあとは、朝礼に参加し、いよいよ授業開始!
初日の授業は洋裁。
授業が始まる時間になり、教室に入ると
先生「Hej!」
と、ショートカットにパッツン前髪、黒縁メガネがよく似合う、かわいらしい先生があいさつをしてくれました。
名前は、Birgit(ベアジット)
この学校では先生を“先生”とは呼ばず、下の名前で呼びます。
日本ではあまり考えられないけど、外国ではわりと多いのかな・・・?
下の名前で呼び合うフランクな関係にありながらも、先生に対しての尊敬はみんなきちんと持っています。
その関係性がとってもすてき!
授業は基本的にはデンマーク語です。
先生によって、デンマーク語のあとに英語で話してくれたり、わからない部分があれば英語の得意なクラスメイトに聞いたりします。
今回の授業ではスカートを作ることに。
私「このデザインを作ってみたいんだけど、難しいかな・・・?」
先生「大丈夫よ!Just Try!!」
とりあえずやってみる!ということを大切にするこの学校の教育。
やったことなくても、難しくても、
「とりあえずやってみましょ!」
と笑顔で答えてくれる、先生たち。
いつも生徒の「やってみたい、作ってみたい」の気持ちを尊重してくれます。
なので、自然と「これを作るにはどうしたらいいか?」という自分たちで考える力も身についていきました。
この洋裁の授業では、先生が順番に生徒をまわり、質問に答えていきます。
先生「次は誰かしら~?スティンネね。」
順番に生徒の名前が呼ばれていきます。
先生「次はゲルドゥル~!」
(あっ、もうすぐ私の番だ。)
自分の順番が来るまで、他の作業をして、ふと気づくと
(あれ、先生がいない・・・)
そして順番が書かれた黒板を見ると・・・
(ん?コーヒーマーク??)
(ティータイムのことかな・・・?)
食堂へ行ってみると、居ました。先生!
お茶してました・・・!!
確かにティータイムの時間はきていたのだけど、ベルが鳴らないので、気づかなかったー!
が、デンマーク人はきちんと!気づき、真っ先にお茶をしに行きます・・・笑
幸せそうにお茶をしながらお話しする先生を見て、なんだかとってもほっこり。
のびのびと、ゆったりと、自分の好きなことを学べる環境に居ることに、とても幸せな気持ちで満たされました。
次回は、“ビョーク様”の愛称で大人気の刺繍の先生の授業です!
家も青、車も青、洋服も青!青大好き!日本大好き!とってもオシャレな先生。
日本でも何度かワークショップを開催していて、デンマークから来日しています。
お楽しみに!!
北欧Laplandをイメージして作った、くるみボタン。