HOME CRAFT PERSON Vol.2 木の工房 夢らじ

murazi01

「夢らじ(むらじ)」の村井昭夫さんとの出会いは八ヶ岳クラフト市でした。

クラフト業界の中では若造な私にとって、大御所さん方の出会いはとても刺激的です。
人生の先輩でもあり、クラフトの先輩でもある。何か目標を持って生きている方々の言葉は、ひとつひとつに魂があります。
大御所さん方には勉強させていただくばかりです。そんな方々のように私も生きていきたいです。

クラフトのイベントには、全国各地から選りすぐりのクラフトマンが集結します。
クラフトブームに火のついた30年前くらいから出店している方もいらっしゃり、既製品にはないあたたかさ、技、思いなど、たくさんのものが込められた作品がたくさんです。

murazi02murazi05murazi04murazi03

去年のクラフト市で、村井さんが椅子をその場で作ってきたのが印象的でした。
技を見せる。さすが職人さんです。

子供たちにも人気なパズルもありますよ^^
是非、クラフト市で村井さんを見つけてくださいね!!

それでは村井さんにインタビュー

クラフトに生きるきっかけ

東京の大学に在学中、研究室にあった小さな機械(カムとリンクで一方向回転を作り出す装置)に惚れ込んだことが“はじまり”かも知れません。
卒業が近づき、就職活動も何もしていなかったので、とりあえず大学の川向こうにある「その機械」を作っている中小企業に就職。
けっこう楽しく、このまま定年まで行くんだろうな…と思っていました。

ところが世の中はバブルがはじけた不況の真っ只中。
そこら中の会社がリストラの嵐で、それは小さな会社でも同じでした。
そんなときに中間管理職になってしまいました。仕事も人事管理や文書管理などのデスクワークがメイン。

そんな境遇の中、週末の楽しみはカメラを担いでサイクリングとバードウォッチング。そして、その写真を見ながらのバードカービング。
作った作品は部下へのプレゼントに(たぶん“あげ魔”と呼ばれていた)
結婚した部下にはオルゴールを仕込んだ写真立てを、誕生日の部下にはメモスタンドや組み木の小物を、初めて名刺を作ってもらった部下には卓上名刺入れを、果ては退職して幼稚園の先生になる部下に動物のパズルを…

この頃から「デスクワークよりも、一生何かを作っていけたら」と思い始めたのかも知れません。
当時、上司と折り合いがあまり良くなく、「このまま定年までは無理だな」と退職を考え始めていました。

『第二の人生を考えるなら、体力が残っている50歳までに』という目標をたて、逆算して『それには47歳で退職。1年間次の仕事の勉強。次の1年で田舎に家を建て、工房をつくり、50歳で新たなスタートを』というシナリオ。
その当時は、手先が器用だと言われ、得意がっていろいろ作ってきた変な自信がみなぎっていました。

木工を選んだ理由

“あげ魔”の時代に、もうひとつ「登山」という趣味がありました。
登山で培った森や木を見る目、過酷な自然環境の中で生きる生命(鳥や獣)。
さらに、「100年育った木は伐られても、その後100年生き続ける」という先人の言葉に感銘を受け、木に対する尊敬の念から木工を選んだのかもしれません。

木工に決めたもうひとつの大きなきっかけは、当時購読していた木工雑誌に掲載されていた、木曾にある上松技術専門校の名物先生の記事でした。
「よし、ここで勉強しよう」とすぐに決意しました。

しかし、仕事の合間の入学試験で、しかも、高齢者が2枠しかなく、あえなく不合格。
アテが外れたまま退職し、目標を失って他の道を探していたところ、神は見捨てず…「欠員が出たので補欠合格です」の通知。

木工への道が開けたのです。

モノづくりへの思い

サラリーマン時代、バブルを享受してきた上司から「お前は偽善者だ。利害を度外視して人のためになにかをするのは、裏に下心があるからだ」と信用されませんでした。
人に頼らず、自分の力で生き抜く勇気は、そんなバッシングに耐えた賜物かも知れません。
自力でログハウスをセルフビルドし、自力で工房を作って歩んできた19年間。
常に脳裏で交錯していたのが、バッシングを受けた上司の顔と笑っている部下たちの顔でした。

「私の作った作品を見た人が、思わず微笑んでくれる。そんなモノづくりを続けよう」

言葉にすると“きれい事”に映ってしまうので、今まで封印してきたのですが…解いちゃいました(笑)
常に木と対峙していると、「100年生きた木は、その後100年微笑をくれる」ことを。
たぶん、心をこめてモノづくりしている他のクラフト作家さんも同じだと思います。

おまけ

ウッドバーニングで木の板に絵を描くことができます。
写真から猫ちゃん、ワンちゃんの絵を描いてオリジナルの小物を作ることが出来ますので、ご希望がございましたら是非☆

murazi06murazi07

木の工房 夢らじさん、おススメ作家さんです。まさに職人さん!!
私の大好きな作家さんを一人ずつ紹介していきます^^
次回もお楽しみに~☆

木の公房 夢らじさんありがとうございました!!

木の工房 夢らじ

住所 〒391-0301 長野県茅野市北山5004-9
電話番号 0266-77-2163
メールアドレス kurisakura@wood-muraji.com
ホームページ http://wood-muraji.com
Facebook www.facebook.com/wood.muraji
クラフト作家案内人
miyasaka mic
八ヶ岳の銀屋 mac.mic.mucのオーナー
八ヶ岳エリアのクラフトイベントに参加しているクラフト作家さんの作品や人柄を紹介しちゃうもんねー。
ぜひ、八ヶ岳エリアのクラフトイベントに足を運んで紹介した作品や作家さんに会いに行ってみてください♡
Facebook