八ヶ岳に自生する薬草ともっと仲良くなって、共に暮らしていくための読み物です。
この季節、甘い香りを漂わせ、フサフサとひときわ目立つ葛の花から丸薬を作ります。
葛の花の丸薬は、「千と千尋の神隠し」に出てくる苦団子みたいな見た目ですが、お味は私は結構好きです。はちみつの甘さとふわっと香るフローラル系の香り、最後にほろ苦さが来る感じです。
葛の花は「葛花（かっか）」という名前の生薬で、酒毒の分解、つまり二日酔いによく効くと言われています。
若かりし頃、たくさんお酒を飲んだ翌日に市販の二日酔いの薬を飲むときは、何だか薬に「ダメなあなた」と言われているような、妙な罪悪感があった気がするのですが（笑）、この丸薬は「いいよいいよ、たまには飲みすぎてもいいよ～」と言ってくれているような優しさを感じます。
葛の花はたくさんの虫たちの蜜源になっていて、風に揺れる葛の花を観察していると、同時に色々な虫の観察もできます。
乾いても中に蜜が残っていてそれが香るのか、屋外で花を乾かしていると、必ず蟻が寄ってきます。
たくさんお酒を飲んでも葛の花は優しく許してくれる気がするのは、色々な虫たちに蜜を供給している優しい姿を見ているせいなのでしょうか。
葛の花の丸薬の作り方
- 葛の花を採取する
- ①をよく洗い、カラカラになるまで乾かす
- ②をコーヒーミルなどに入れて粉にする
- ③を茶こしなどで漉す
- ④を小さな器に取り、はちみつを入れてスプーンなどで練った後、手で丸くまとめる
- 出来上がり
Kigiのワークショップ
土とお日様と水と薬草のリトリート
土とお日様と水と薬草の力を借りて心と体を緩め、自然とつながった本来の自分に還るリトリートです。一日のみのご参加も可能です。薬草観察会、八ヶ岳の薬草ハーブボールづくり＆セルフケア、どくだみ摘み＆どくだみ軟膏づくり、クロモジ芳香蒸留化粧水＆フェイスクリームづくりなど魅力的なプログラムが満載の二日間です。
| 日時 |
2018年9月8日（土）13:00～17:30
9月9日（日）10:00～12:30 |
| 場所 |
yatsugatake small house(長野県諏訪郡原村） |
詳しくはこちら
https://kigi.amebaownd.com/posts/4609721?categoryIds=541588
桃の葉コスメづくり
日本の人たちが古来から暮らしの中に取り入れていた薬草、桃の葉を、湧水で蒸留して化粧水を作り、良質なオイル等と混ぜてフェイスクリームも作る講座です。
桃の葉には殺菌作用や抗炎症作用があると言われ、日焼けによる炎症や肌あれ、あせもやニキビなどの夏特有の肌トラブルの改善に効果があると言われています。
| 日程 |
2018年9月12日（水） |
| 時間 |
10:00～12:30 |
| 場所 |
あしぇっと（北杜市大泉町） |
詳しくはこちら
https://kigi.amebaownd.com/posts/4562398?categoryIds=541588
秋から始める薬草講座
足元に生えている、実は身近な薬草について感じ、学び、暮らしの中で活用し、薬草と共に穏やかに暮らしていくための講座です。
座学で学び、フィールドワークで感じ、実践で活用し、瞑想で植物と近づく全5回のプログラム。単独受講も受け付けております。
| 期間 |
2018年9月29日（土）～10月31日（水） |
詳しくはこちら
https://kigi.amebaownd.com/posts/4722351?categoryIds=541588
プライベートレッスンについて
お庭の薬草が知りたい、いつもの散歩道の薬草が知りたい、Kigiの講座に出たいけれど予定が合わない、小さなお子さんがいらして中々外出できないなどの声にお応えします。
Kigiのプライベートレッスンについてはこちら↓
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