八ヶ岳山麓に住む個性的な人々に魅了され、2014年より「ヤツガタケ案内人」として活動。
2015年、八ヶ岳の魅力的な人・モノを集めたカタログギフト「八ヶ岳のギフト」を制作。
八ヶ岳の魅力を発信する、という名目で、面白い人に会いに行くのが趣味。
こんにちは、ヤツガタケ案内人です。
シリーズ「ヤツガタケに生きる人」、第四弾は”高原のお花屋さん”「広原園」の小林慧(ケイ)さんを紹介します!
ケイさんは原村出まれ、原村育ちの生粋の「原っ子」です。
生まれてから高校までを原村で過ごしました。
家業である花苗の生産を学ぶため、高校卒業後は関東の専門学校に通い、園芸の知識を携えて、また原村に戻ってきました。
もともと家業を継ぎたかったのかというと、そうではない、とケイさん。
なんと、高校3年生までプロボクサーになりたかったとか!!!
きっかけは、小学生の時テレビで見たボクシング番組。
原村にはボクシングジムがないため、空手を習いつつ、ずっとボクサーに憧れていたそうです。
高校生のとき、「やっぱりボクサーになりたい!」と松本のジムに通い始めるも、学校生活との両立が難しく、高校3年生の夏に挫折。
進路を考え直すなかで、祖父が始めた花苗の生産を継ごうという気持ちが芽生えます。
「祖父が亡くなる直前に、『あとは頼んだ』って言われたことがあって。
父には気にしなくていいと言われてたんだけど、ずっとどこかに引っかかってたんだ。」
おじいさまの想いを胸に、ヤツガタケで事業を引き継ぐ決意をします。
「広原園」の3代目として、原村で花苗・鉢花の生産、育種(品種の改良)をしています。
シクラメン、多肉植物を主に取り扱っている広原園。
シクラメンは農林水産大臣賞を受賞したこともあり、高品質の花苗・鉢花を作っています。
仕事以外の時間は、映画やDVDを観て過ごすことが多いとか。
「一つの事業ばかり考えてると頭でっかちになる気がして・・・この監督はなぜこの映画を作ったんだろう、とか考えながら観るんだ。映画からアイディアや感性を引っ張り出して、仕事にも活かしていけたらいいなと思って。」
ちなみに、恋愛映画は「こんなタイミングでこんなこと起きねーよ」って思うから好きじゃないそうです。
同感です!私は「こんなこと起きねーよ」と言いつつ観ちゃいますが!
数年後に正式にお父様の跡を継いで、社長として花苗の生産を続ける予定だというケイさん。
「経営難や後継者不足で生産者が減っていくなかで、いかに生き残っていくか・・・バトルロワイヤルですね。」
目標を伺うと、
「シクラメンの育種でオリジナルの品種を誕生させて、将来のお嫁さんの名前を命名したい。」
と、なんともロマンティックな返答が・・・!
こだわりのマイホームを建てることも目標の一つ。
「結婚して、自分の家を建てる。賃貸でいいって考えもあるけど、僕は自分の家を建てたいなあ。」
そう語るケイさんに、なんだか胸キュンなインタビューになりました。
ケイさん、ありがとうございました!!
広原園 小林慧さんのお花は、広原園オンラインショップとたてしな自由農園原村店で購入することができます!
ぜひチェックしてみてくださいねー!
オンラインショップ:http://hirohara.ocnk.net/
公式ブログ:http://ameblo.jp/hirohara-1964/