いよいよ~
7月6日土曜日に「産声をあげるとき息をひきとるとき」のトークセッションイベントを開催予定です。
ノウハウではなく、
産む力、産まれてくる力、
生きる力、
旅立つ力、看取る力・・・
人間が本来持つ豊かでしなやかで強い力を発揮できるように、それをしっかりと見守れるように医療者も地域も、家族も患者自身もみんなで協力できたらいいな。みんなで考えていけたらいいな。と思っています。
変化していくであろう八ヶ岳の麓での産む、死ぬ、看取り事情
諏訪地域も、諏訪中央病院がお産数を制限したり、院内助産という正常分娩は助産師だけで扱うという全国屈指と言われた諏訪日赤、自宅出産を助産師とする方もいるし、マイ助産師制度に向かっての動きがあったりと、これから変化していくであろう状況です。
そして、看取りに関しても、あと数年すると70代以上の人口が増え、病院もキャパオーバーとなり在宅で介護、看取りも増えていくのではないか?と言われています。
その時に自分自身、家族は、どう選択していくか?自宅を選んだ場合どんなサポートがあるのか?仕事はどうすれば?遠距離の場合どうすればいいの?お産って?死って?怖い・・・無理・・・。自分たちの死生観は?親の死生観は?
他人事ではなく、自分事として、こたえはださなくてもいいから、感じて、考えていきませんか?難しいお話ではなく、こどもも、大人も、妊婦さんも産後のママも、病を持つ方も介護している方にも、医療者にも、あったかい時間にしたいと思っています。
みんなで支えあうために・・・
いのちのはじまりとおわりの時には、色々なことが起きます。相手との事、自分との事、その当人だけでなく家族もみんな揺れます。そこに伴走してくれる医師、助産師、そして、家族、友人、地域の人々・・・みんなの協力が必要です。
私自身も、昨年は実家(神奈川県)の母が、手術入院となり、遠距離の介護、父のことを心配したり、娘一人の私、がんばらなきゃと意気込んでしまったり、遠くてもどかしくて泣いたり、、、空回りしたり、、でも親戚やご近所さんたち仲間が両親を支えてくれて、ああ、こうしてみんなで支えあうことができるといいなと実感させられました。
今回、看取り側のゲストの内藤いづみ医師は綾小路きみまろバリのユーモアたっぷり、そして涙・・・の最後まで生ききるためのお話をしてくださいます。お産側も真摯にいのちに寄り添い伴走する方々でお話したいと思っています。
開場前にも妊婦さん、産後、子育て中、介護中、闘病中の方々がホッとできるようなものを企画中です
今は今しかない。一期一会・・・
ただ何となく生きる、不満ばかりで生きる、怒りばかりで生きるのではなく、今を味わって生きたい、と感じたのは、死が身近に感じたことが多くあったからかもしれません。
看護学生時代の祖父のガン闘病時代の手紙や生き様や、病棟にいるときに、日勤終わりに「また明日」とお別れした患者さんが急変して翌朝にはお亡くなりになってお会いできなかったこと、お産の後、急変して亡くなった方、おばあちゃんになるまで一緒に居れると思っていた妹の突然の死3.11のこと・・・
ああ、この瞬間はもう二度と訪れない。と実感し、人と接するときに最期だと思って精一杯で接していこうって思い、一期一会を胸に刻んでいます。
今、この瞬間を大切にできるように、みんなでいのちのこと、生きるということを感じていきたい。そう願って、『産声をあげるとき息をひきとるとき』をライフテーマで活動しています。7月のトークセッションがおわってもゆっくりと命を見つめる活動はしていきたいなと思っています。
ココカラめぐりから、2年間続けてきて、今回が最後のコラム。ありがとうございました。
会場でお会いしましょう。
Sincerelyでもお待ちしています。
産声をあげるとき息をひきとるとき
八ヶ岳の麓で、生きるを一緒に感じてみませんか?
日程 | 2019年7月6日土曜日 |
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時間 | 13:00~16:00 ※開場前にもイベント予定 |
場所 | 茅野市民館コンサートホール |
※託児あり
※5月後半、チケット発売予定。協力してくださる方も募集中です。