HOME CULTURE & LIFE COLUMN 第9回 最初の一歩のために、補助金を活用しよう!前編

こんにちは。林美代子です。12月になりましたね。2019年もあとわずか。八ヶ岳の西麓・長野県原村の山の中では、すっかり朝晩マイナス気温が定番となりました。ピンとした空気感は、この季節ならでは。特に夕暮れ時の美しさは格別です。

冬になりたてのこの時期は、17時を過ぎるとあっという間に暗くなってきます。太陽が沈む直前の風景がいつも美しいのです。

さて、今回ははじめの一歩をふみだすのに心強い「補助金」の活用について前編、後編と2回にわたりお伝えしていきます。

そもそも・・・補助金ってなに?

補助金?助成金?企業のため?NPOじゃないとだめ?返さなきゃいけないの?

「補助金」や「助成金」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。大きなくくりでいうと、補助金も助成金も「返す必要のない、事業に使っていいお金」なので、これから新しくお仕事を始めたり、今の事業を思い切って拡大させたい場合は心強いエンジェルのような存在であるともいえるでしょう。

日本では以下のような使い分けがされているので、言葉の違いを頭にいれておきましょうね。

  • 補助金・・・経済産業省の管轄。事業など経済力向上に関する支援がメイン
  • 助成金・・・厚生労働省の管轄。労働環境や人材育成に関する支援がメイン

そして、それぞれの補助金が「何を支援しようとしているのか」をきちんと把握してから動きましょう。たとえば、地域の商店街の活性化の補助金であれば、個人事業主単体では難しいですよね。
たいていの補助金は、過去の要綱を含め、目的と対象事業者を冒頭に細かく設定していますので、ここはがんばって読み込んでくださいね。

「好きを仕事にする」人たちにとっては、経済産業省管轄の「補助金」の活用にご縁がある方が多いのではないかと思います。
たとえば、創業時における各市町村による創業補助金、小規模の事業を応援する小規模事業持続化補助金などがここを読んでくださっている皆様にはあてはまるケースが多いかもしれません。(市町村によっては、創業支援をしていないところもありますので、ご自身のお住まいの地域で調べてみてくださいね)

なかでも、中小企業庁のミラサポ!(https://www.mirasapo.jp/)では募集中の様々な補助金が紹介されていますので、興味のある方は一度訪問してチェックしてみましょう。

補助金活用のために動く前に・最も大切なストーリーづくり

補助金の申請はいろいろ大変?!ついつい最初から「やっぱ無理」ってなりそうなことですがすべてが事業として基本的なことなので仕事をしていくのであれば、是非挑戦してみましょう

さて、補助金のことを少し調べると「申請が大変」「書類が大変」と結構ハードルが高いような情報もたくさんでてきます。でも補助金の申請は、仕事を創っていくうえで大切な過程が含まれていますので、状況を整理し、スタートのための作業と捉えれば是非やっておきたいものばかり。もしチャンスがあれば挑戦してみましょう。

たとえば、こういう風に考えてみましょう。

自分がある事業をすることになりました。事業が魅力的だったらお金をだしてあげるよ、という人達がいます。その人達にむけて、あなたは何を用意しますか?

最初にやっておきたい大切なことは、ストーリーづくりです。収支予測でも、販売戦略でもありません。抽象的すぎると思いますか?いえいえ、ここがしっかりしていれば、収支も、あらゆる戦略も、すべて紐づけて組立てられます。とにかく、自分の仕事に関する「5W1H」を明確にしておきましょう。これも、是非書き出してみてください。通常、5W1Hは、Why、What、Who、Where、When、Howで説明されますが、ここは個人事業ということを前提に、少し変化させてみようと思います。

  1. なぜ、やるのか(Why)
    何度も書きだしでやってきた何のために、の部分。ここでもう一度、整理しましょう。そして、自分がこの仕事をすることで、どういう未来を描きたいのかが大切です。自分もしあわせになり、関わる人もしあわせになる。そういう循環を意識してみましょう。
  2. 誰のために、やるのか(Whom)
    ここも、何度もやりましたね。どういう人のためにやるのか。できれば、世代、生活スタイルなど具体的なところまで意識できるとよいです。
  3. なにを、やるのか(What)
    ここも、何度もやりましたね。具体的に何をやるのかを明確にしましょう。
  4. どこで、やるのか(Where)
    これは、「誰のために」とからみますが、具体的な対象が明確になっていれば、おのずとみえてくると思います。
  5. いつ、やるのか(When)
    事業計画に結び付けることを前提に、3年くらいのざっくりとしたストーリーを描いておきましょう。1年目は、テスト期間、2年目は小さく開始、3年目は拡大、のようなテーマを決めて描くのがお勧めです。
  6. どうやって、やるのか(How)
    今までの内容(①~⑤)が決まってくると、おのずとみえてくる内容です。できるかできないかはまだ判断せず、とにかくどうやってやるか、を⑤のテーマと結び付けて書き出してみましょう。

ここで作ったものは、もし補助金申請をしなかったとしても、後々役立てられるものです。是非やってみてくださいね。

長野県にお住まいの方へ


東京から長野県に移住して5年が経ちますが、長野県は、地域おこしや地域に関わる事業推進にとても積極的な印象です。長野県の補助金、市町村の補助金は他県と比較しても活発なようです。中でも、「地域発元気づくり支援金」は対象者も幅広く、活用している方々も多岐にわたるもので、わたしも何度かお世話になっています。

すでに、令和2年度の支援金についてリリースがされていますが、地域によって資料の掲載状況はまちまちのようなので、ご活用をお考えの方は問い合せてみてくださいね。
https://www.pref.nagano.lg.jp/shinko/kensei/shichoson/shinko/shienkin/index.html

後編では、元気づくり支援金の申請を例に挙げながら、具体的にポイントをお伝えしていこうと思います。お楽しみに!

☆お知らせ☆

八ヶ岳の素敵なママたちと一緒に活動している「種まきする八ヶ岳ママの会(旧 食と健康を考える会)では、食や生活に関わる「そもそも」をみんなで学び、考える機会を創っています。最初の講演会実施の際は、長野県茅野市の補助金にお世話になりました。12月12日(木)、岡本よりたかさんを講師にお招きし、ゲノム編集や、自家採種を含めた種のお話を伺います。すべての人にとって関係ある種のこと。是非ご参加くださいね。https://yatsugatake.work/event/171/へリンク)

林美代子(はやし・みよこ)
太陽は博愛の水瓶、月は職人の蠍で宿曜占星術は猪突猛進の箕宿。ヒューマンデザインはとことん受け身で吉、のプロジェクター。
キーワードは、「元猛烈社員」「元スピリチュアル・ジプシー」「ヴィーガン」「丁寧な子育て、暮らし」。

5年で30人から1000人規模へ成長を遂げたベンチャー企業にてシステム担当から広報、IR、経営企画、上場準備と幅広い分野をがっつり経験した事務系ジェネラリスト。出産を機に独立。2014年に八ヶ岳の西麓・原村に移住し、自然の中で丁寧な子育てを実践中。
一方で猛烈社員時代に迷走した経験から、「自分を深く知る」ことで軽やかに生きるためのサポートを様々な分野で行っている。
ピックアップ
Facebook