山田桂一郎 氏(JTIC.SWISS 代表)をご存じですか?
山田氏略歴
1965年 三重県津市生まれ
1987年 ツェルマット観光局 日本人対応インフォメーション、セールス、プロモーション担当
1992年 JTIC.SWISS(日本語インフォメーションセンター)設立
1996年 環境省環境カウンセラー(事業者部門)として登録 ヴァレー州観光局日本・アジア向けプロモーション担当
1999年 Mt.6(ベスト オブ ザ クラシック マウンテンリゾート) 環境政策とCS(顧客満足度推進)顧問就任
2003年 環境省環境カウンセラー(市民部門)として登録
2004年 特定非営利活動法人 日本エコツーリズム協会 理事
2004年 まちづくり観光研究所 主席研究員
2005年 内閣府、国土交通省、農林水産省認定 観光カリスマ
山岳リゾート連合体「Mt.6(マウント シックス)~ ベスト オブ クラシック マウンテン リゾート」
Mt.6とはわが国の山岳リゾートである野沢温泉、蔵王温泉、志賀高原、草津温泉、白馬八方尾根、妙高高原が、1999年6月に「リゾート文化の創造と継承」を誓い、情報交換を行ないながら、より質の高いサービスを提供しようと組織された連合体である。この広域連合体は、6地域の観光関係者やスキー業界関係者などから成る完全な民間の組織である。山田氏は、この組織の立ち上げから携わった人物の一人である。
この組織のヒントになったのは、ヨーロッパアルプスの広域連合体でスイス、オーストリア、フランス、ドイツ、イタリアの歴史ある高級通年リゾート12地域から成る「Best of the Alps(ベスト オブ ジ アルプス)」である。山田氏はこのメンバーでもあるスイス・ツェルマット(当時、Best of the Alps事務局があった)の観光局の仕事をしている関係もあってMt.6に係わることになった。
山田氏とスイス・ツェルマット
(1)スイス屈指の観光地 ツェルマット
ツェルマットは、イタリアと国境を接するスイス・ヴァレー州南端に位置し、マッターホルンやモンテローザに代表される秀峰に囲まれた山岳リゾートで、アルプス観光のまさに王道である。村内は電気自動車と馬車だけが走る「カーフリーリゾート(一般自動車の乗り入れ禁止)」である。通年山岳リゾートとして、登山者やスキーヤーなどのスポーツアクティビティを楽しむ方々だけではない本物志向の大人のリゾートでもある。
(2)バックパッカーとして訪れたツェルマット
1986~87年、当時学生だった山田氏はヒッチハイクをしながら、ヨーロッパから日本を目指して旅していた。北欧から南下して、途中スイスにも入国した。スイスに来たからにはマッターホルンを一目見たい、そう思った山田氏は、そのツェルマットを訪れた。スイスの秀峰マッターホルン。この山を見ただけではお客様は満足しない。長期滞在させる時間消費(ソフト)の仕組みが重要。
山田氏は、ツェルマットの自然環境の美しさはもちろん、生活環境についても驚かされた。馬車と電気自動車だけが走り、すばらしく美しいツェルマットの街並みに、日本では感じられない雰囲気の良さとスイスらしい地域性を感じたのである。
もちろん、その後ツェルマットに住むこととなるなどとは思いもせず、当時はツェルマットでの数日を過ごしたのであった。
その後、山田氏はエージェントの仕事を通してツェルマットの観光局長と出会うことになる。局長は、日本からのお客様のためにインフォメーション活動として観光局でのカウンター業務や日本でのセールス・プロモーションを手伝ってほしいと、山田氏を抜擢することになった。
その後、現地での日本人向けのインフォメーション活動は独立して、JTIC(日本語インフォメーションセンター)として、ボランティアで旅の相談や情報の発信を行っている。観光庁 観光カリスマより引用
そしてスイスや世界で得たノウハウを日本へ持ち帰り、全国各地でガイドの育成と組織化に力を注いでいる方だ。
そんな山田桂一郎 氏が原村役場にやってくる!
原村観光連盟では、村の魅力発掘とそれをツーリズムに結び付ける方法について、「観光カリスマ」に認定され、また、長野県観光戦略アドバイザーとして活躍中の山田桂一郎氏から講演をしていただきます。
- 開催日 平成28年2月7日(日)
- 時間 午後 1時 30分から
- 会場 原村役場 3階 講堂
- 参加料 入場無料・参加自由
- お問合せ 原村観光連盟 TEL/FAX 79-7072
観光というものを世界ではどのように成り立たせているのか。観光と地域のあり方とはどのようなものなのか。
これからの八ヶ岳に、原村にとって、なにをすればいいのか。どうしていけばいいのか。自分がなにをすべきなのか。少しでもその答えに近づけるいい機会かもしれません。ぜひ、皆さんご参加ください。