太陽の光って約8分かけて地球へ届いているんですね。
そう言えばむかし習ったような、、、
こんにちは、はやしです。
八ヶ岳に来てからというもの、水や空気といった日常生活になくてはならないものが、本当に美味しくって、自然の恵み、ありがたさをヒシヒシと感じている毎日です。
では、電気はどうでしょうか? 家や仕事場のパソコン、スマホ等をはじめとした身の回りのありとあらゆるものが電気で動いている、これまた現代の生活にはなくてはならないものなんですが、東京での生活と同じようにその全てを電力会社のインフラに頼っています。
う~ん、なかなか難しいとは思うけど、せっかく自然豊かな地で生活してるんだから電気も自然の力を借りてなんとかできないかなあと。
そんなことから、「わがや電力」始めることにしました。
とは言え、メインで使われている100ボルトの電力を生み出すとなると大規模な工事と莫大な費用がかかるのでとても個人ではできません。電気工事の免許も必要になりますしね。
そこでわがや(と言っても単身ですが)ではまず「12ボルトの電力を自家発電する」という目標をたてました。
教科書はこちら、ズバリ「わがや電力」
12歳くらいのお子さんでも理解&実践ができるようにわかりやすく優しい言葉で書かれた太陽光発電の入門書です。つまり太陽光発電についての知識を持っていない僕のような大人にも丁度良い塩梅なんです。単純に読み物としても面白くって、著者であるテンダー氏の地球や宇宙、そしてこれから成長していく子供たちや未来についての優しい想いが溢れています。
さて、12ボルトの電気工事は免許が必要ありません。というわけでやろうと思えば誰でも、僕でも始められます。では12ボルトでいったいどんな電気製品が使えるんでしょうか?身近なものでは、スマホ、タブレット、インターネット通信などに使うモデム&ルーターなどなど。あとは、乾電池型の充電池で動くもの、例えば壁掛け時計やアウトドアで使うLEDランタンとかも対象になりますね。
では早速、単身ダンシならではの極小規模「わがや電力」システムをご紹介していきます。
①電気を作る(発電): ソーラーパネル
②電気を貯める(蓄電):チャージコントローラー → バッテリー
ソーラーパネルで発電された電気をバッテリーに正しく充電するための道具です。USB出力端子等がありますので、直接ここから充電することもできる優れものです。
新品バッテリーはとても高いので、通常なら産業廃棄物処理されている使用済バッテリーの再生品(まだ十分使えるもの)を使っています。
③電気を使う :シガーソケット
車で使われているシガーソケット、乗用車のバッテリーは通常12ボルトなのでこちらを流用します。また、最近のものはUSB出力端子が付いているものがありますので、それを使うと便利です。
これらをうまいことつなぐ(はしょりすぎ)と、12ボルトの電気が使えるようになります、結構シンプルですよね。
ちなみにiPhoneの充電はこんな感じでやってます。
さらに災害などで停電になってしまった時は「インバーター」という機器を使えば、12ボルトから100ボルトの電気を作れます。これがあればテレビ等で災害情報等を確認することもできます。
こちらがインバーターです。
単三&四型充電池のチャージャー、そして現在ソーラー充電にて運用中のガジェットたち。
蓄電量や電気使用量で言えばまだまだほんの僅かで完成形にはほど遠いですが、非常時の備えとしても有効なので、勉強も兼ねて継続して行きたいなあと思っています。
地球を暖めている太陽の光、そして今ではその光を電気に変えて使うことも可能になっています。
私たちひとりひとりがエネルギー=電気に関心を持ち、少しでもいいから自分で使う分の電気を作り出してみる、そして、その体験を通して今私たちが暮らしている地球のシステムみたいなものを感じることができるのかなと、東京では到底たどり着かなかったであろう、そんなことを想う八ヶ岳暮らしです。