HOME FOODS COLUMN 連載7「お野菜で冬じたく」

こんにちは“くらしまわり”山越典子です。
今月も八ヶ岳の麓から季節の献立てと台所のお話しをお届けします。

10月に入り、辺りの田んぼも稲刈りが終わり、はざに掛けられたのどかな風景が広がっています。

標高900mにある我が家、朝晩が冷え込み、そろそろストーブの火が恋しくなってきました。昼間は暖かく過ごしやすいので、うっかり薄着で出かけて帰りに凍えるという失敗をここ何年も繰り返しています。

今年こそ気を付けて風邪ひかない様にしたいなぁ。
10月は、そんな私にもおすすめの一品をご紹介いたします。

使用するお野菜は人参、一年中見かけていますが、秋から旬のお野菜です。人参に含まれるカロテンは免疫力を高めると言われ、油で調理することで、その吸収率もよくなります。鼻や喉の粘膜を強くするとも言われていますので、まさに風邪予防にはぴったりですね。

改めて、季節のお野菜を食べる事の大切さを感じています。

レシピ「人参バルサミコマリネ」

材料(作りやすい分量)

  • 人参 650g
  • (にんにく お好みで2かけ)
A
  • 米酢 50cc
  • バルサミコ酢 25cc
  • しょうゆ 25cc

※調味料は昔ながらの製法で作られた添加物の入っていないものを使用しています。

つくり方

  1. Aの材料を合わせておく
  2. 人参を4cmのひょう切にする
  3. ②を高温の油でさっと揚げ、①に加える
  4. お好みでにんにくも揚げ③に加える
  5. 人参を冷ますように、全体をふりまぜ味を馴染ませる
  6. 半日くらいおいてから食べる

※人参はサッと揚げることで歯ごたえを残します
※人参は油を切りすぎず、それも味わいとします
※冷蔵庫で一週間くらい日持ちします。

我が家では毎食のように食べている人参。

色も味も大好きで、主役にも指し色としても使えてとても重宝しています。

この時期は葉つきの人参も手に入りやすいので、見つけたらぜひトッピングに使ってみてください。(動画ではその様子もご覧いただけます)

お台所のこぼれ話 その7

皆様のお家では、油ふき布(ウエス)を使っていますか?

我が家では、汚れて着れなくなった子供服や古くなったタオルを切っておき、油ふき布としてストックしています。

コンロのすぐ近くに置いて、油が飛んだらサッと取ってサッと拭く。

鍋の汚れやお皿もサッと取ってサッと拭く。

こうしておくと掃除や洗い物がぐんと楽になるので、重い腰も上がり“やるぞ!”という気になります。

自然派の洗剤は油ものの時にだけ少々。油っ気のないお皿は素洗いで充分。

洗い物もシンプルに。
くらしまわりのお話しでした。

暮らし探究家
くらしまわり 山越典子
安曇野にあるホリスティックリトリートセンター穂高養生園にて調理を担当。2012年茅野市に移住。玄米菜食のお店「おいしい家」を一人で切り盛りする。出産のため一時休業。
2017年春より、大工の夫と共に「くらしまわり」をスタートさせる。おいしく食べること、丁寧に暮らすことの面白さを提案している。不定期でお料理教室を開催予定。
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