HOME FOODS COLUMN その8「森の中の型なしフレッシュりんごパイ」
“おかあさん、おなかすいたよ〜” 原村にある小さな焼き菓子工房Oven Works。店主である細野千恵さんが、腹ペコのお子さんたちの声にパパッと応える簡単お菓子をご紹介します。

海のないここ、長野県で本当に大変な水害が起こりましたね。。。
9月10月の台風で被災されたみなさんの日常が1日も早く戻りますように・・・

長野県にとって美味しいりんごの季節になりましたが、今年は災害でりんごが沢山落ちてしまったと聞きました。例年より価格が上がるかもしれませんが、ありがたく、美味しく旬のもの頂きたいと思います。

今回のおやつはフレッシュりんごパイ。型を使わずに、ブリゼ生地と呼ばれるサクサクの生地で中身を包みます。ブリゼとは、「砕けた」という意味だそうです。

[材料]8人分くらい

りんご1個

Aブリゼ生地(作りやすい2倍の量を表記しています)

  • 小麦粉 200g
  • バター 120g(1㎝角 冷凍)
  • 砂糖 20g
  • 塩 6g
  • 卵黄 1個
  • 冷水 50〜60ml ※先に卵黄と混ぜておく

Bアーモンドペースト

  • アーモンドプードル 60g
  • 全卵 1個
  • はちみつ 大1
  • オリーブオイル 大1
  • 塩 ひとつまみ

[作り方]

A

  1. フードプロセッサーにバター、小麦粉、砂糖、塩を入れガッとバターのかたまりが無くなるまで攪拌します。
  2. 卵黄×冷水を少しづつ加えます。
  3. 全体がひとまとめになったら、卵黄×冷水を加えるのをやめます。
  4. 全体がまとまったら1/2にしてラップに包み、冷蔵庫で1時間休ませます。

B

  1. ボウルにアーモンドパウダー、塩、溶いた全卵、はちみつを混ぜます。
  2. 1にオリーブオイル加えて、さらに混ぜてアーモンドペーストの出来上がり。
    ブリゼ生地(半量)、直径約28㎝くらいに丸く伸ばします。
  3. アーモンドペーストを塗ります。
  4. りんごは芯を取り、横向きに薄くスライスし、ペーストの上に乗せます。
  5. ブリゼ生地の端を折り返し、アーモンドスライス、きび砂糖、シナモンを散らします。
  6. オーブンを190度にして25〜30分焼きます。

材料を見ると、リッチな印象ですが、オリーブオイルを使用することでさっぱり感も出ますよ!思った以上に早く作ることができます♪

細野千恵(ほそのちえ)
3児の母。焼き菓子職人。
仙台市に生まれ、大阪の料理専門学校を卒業後、東京・大阪・仙台のレストラン・カフェ勤務を経て2006年に原村へ移住。カナディアンファームで暮らしの修行を積み、現在は夫とともにゲストハウス・Yatsugatake Small houseを運営しながら、焼き菓子工房Oven Worksにて日々お菓子を作り提供している。
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