八ヶ岳が紅葉のドレスから、粉砂糖のような雪の白ドレスへと衣替えの季節。日々冷え込み霜も降り始めました。
これからの季節、首から冷えが入り込むと体調を崩すので、首元は守り、温めてくださいね。初回に書いた温湿布で首、耳、目を温めるのはおススメです。精油はどっしりと地に足をつけていけるよう大きな樹木系で助けてもらいます。これから師走に向かって皆さんが慌ただしくなる時期、ピリピリムードになりちょっとしたことが大きなトラブルにつながってしまうので呼吸を落ち着けて、深呼吸をし、気が上がらないようにしましょう。
ここで出た、氣という言葉ですが、
日本人は普通にこの氣の存在を認めて生かしていますね。氣というと怪しいと敬遠されることがありますが、挨拶でも、お元気ですか?気をつけてね。と言いますし、勇気が湧く、やる気がでる。気持ちがいい、気落ちしている・・・など普通に気という言葉を使っていますね。
目に見えない身体の感覚
私が施術(お手当て)するときの身体の観方として、アロマテラピーの精油をブレンドしてキャリアオイルでのケアは筋肉やリンパ血液などの流れを見つめ、香りの成分というものが目に見えないものが、意志も関係ない自律神経などに働きかけてくれることも見つめています。
もう一つは、ハチモット9月号に書いた頭蓋仙骨療法の膜のつながりや反応、脳脊髄液のリズム、内臓たち・・・これも目には見えないですね。そしてもう一つは、野口整体的な東洋の観方をしています。東洋の身体の観方は、目に見えないもの、例えば、経絡だったり、ツボ、チャクラだったり、臓器同士の連携だったり、内側の感覚だったり・・・。レントゲンのように撮影できたり、印をつけられるものでもありません。だから言葉にするのもとっても難しいのです。
私にこの言葉にならない身体感覚を暮らしに、お手当て(施術)に、活かせるように長年稽古してくださってきたのは、身体感覚研究家の松田恵美子先生です。11月2日原村の深叢寺に先生をお招きして、『女性として、人として、凛と咲き美しく枯れるための身体感覚講座』を深叢寺の月の会の陽子さんと開催しました。
企画打ち合わせを二人で綿密にし、一生懸命お部屋を掃除し、場を整えてくださった陽子さんのおかげでとてもよい会となり20代~60代の女性が集まり、体感しあうことができました。
集まった方々はごく普通に八ヶ岳に暮らす女性たち。季節ごと、各年代に起きる妊娠出産更年期など女性の変化の波をうまく越えていけるように、身体感覚を磨いていきます。皆さん自分の中にある内側の感覚を感じたり、相手や四季、場によっての反応を感じ取れる自分、響きあうカラダ、そしてそれを味方につけることができることがわかり、ちょっとしたことを意識して生活することで身体が整っていくこと、心も変化していくことに感動されていました。
最後に皆さんで正座をしたとき、一人一人も、場も、つながりも、本当に凛として、柔らかくあたたかなものとなり、美しく咲く蓮の花のようでした。
響きあうカラダとココロ・響きあう世界
私自身、施術中は他の方から見たら、触れているだけに見える時があるので、「気を送っているんですか?」「たくさんの方を触れて疲れ(不調)をもらってしまったりしませんか?」と言われたりしますが、そういうことはありません。終わりには、相手の身体と響きあい調和していくので、お互いにとてもいい状態になります。
相手の身体の声を聴きながら、手が自然と行くところに触れていき、その響きがどう変化していくのか、自分の内側の反応の変化とともに、調整していきます。身体の響きあいをしているので、言葉を交わさなくとも・・・分かち合いつながれていきます。その他にもありますが、何をしているのか?は企業秘密、体験しに来てくださいね(笑)
身体全体も、膜全体も、臓器同士も、身体と心も・・・その人自身だけでなく、人と人、人と環境、自然・・・すべてが響きあいこの世界をも創っているので、きっと、みんなでいい調和(ハーモニー)を奏で始めたら、平和にもなっていくと信じています。壮大過ぎますか?
でもね、例えば、お母さんがイライラしていると、子どもがキーキーしてしまう。スッと整えられたお部屋に行くと落ち着いてきた。なんてことありませんか?
ね、響きあっているでしょう?
だからこそ、まずは、自分の身体の声、心の声を聴きましょう。ゆふちゃんの植物たちを感じていきましょう。そして、のりちゃんのレシピでよい食事を、じゅんじゅんのヨガや瞑想も力になってくれます。自分を整えて・・・響きあい、世界平和を目指しましょう(笑)