こんにちは、はやしです。
はじめに告白しておきますね、お酒弱いです、ほぼ飲めないレベル。
ビールをコップ一杯飲むとみるみる顔が赤くなり、体全体がドキドキ、もう一杯飲もうものなら頭が痛くなり、ほぼ確実に二日酔いになります。
20代の頃、夏休みにバイクひとり旅で上高地に行き、その後妻籠宿までひとっ走りして「大吉」というひなびた宿に一泊した時のことです。夕食時雰囲気に飲まれてついビールを頼んだら大瓶が出てきてびっくり、案の定一杯飲んだだけで顔が真っ赤になり、ほとんど残してしまったというまさに苦い思い出があります。
そんな奴がクラフトビール?
ビール、味は好きなんです、特に最近はやりのクラフトビール、またの名を地ビール。
東京に行った時に天王洲の運河沿いにあるレストラン、T.Y.HARBORでランチの際に飲んだペールエール、フルーティーでとっても美味しかったのが忘れられません。もちろんその日は使い物になりませんでしたが、、、
地ビールってなぜだかアルコール度数が高いんですよね。そうすると僕のような体質の人はなかなか勇気を出して飲めないんです。ビールでもほろよい系の3%とかあればいいのにと思うわけです。
で、インターネットのヤホーで探して見たところ、「手作りビールキット」なるものを見つけました。
えっ、お酒って自分で作っちゃダメですよね、酒類製造免許いるよね、とよくよく確認すると、アルコール度数1度未満ならオーケーとのこと。
えっ、それって自分にうってつけじゃん、頭痛くならずにホロっと気分でクラフトビールのあのテイストが味わえちゃうなんて! ということで早速手に入れて作って見ました。
キットの中身はこんな感じです。
で、汲んできた八ヶ岳の天然水を入れてビールの素みたいなドロドロの液体を混ぜてシェイクしてイースト入れてまたシェイクしてできたのがこちら。
おっ、なんかビールっぽいですね。
陽の当たらない場所におき、ここから数時間経つと発酵が始まるらしいです。
次の日朝起きるとなんかポコッポコッっと音がしていました。早速発酵が始まったみたいです。でも気温が20度以下になると発酵が止まってしまうのでちょっと心配。
うまくいけばおよそ七日間くらいで発酵が終わり、そこから二日ほど置いてボトルに詰める作業をします。その際、下に溜まった澱を一緒に入れてしまうと味が落ちてしまうとのこと。なので慎重に行わなければいけません。果たしてうまくできるのでしょうか!?
八ヶ岳の天然水仕込み「ほろよいクラフトビール」の運命やいかに!!
歩みつづけること
娘が生まれ、仕事を見直し、生活の環境が変わり、歳を重ねていくに連れ、未来について考えることが多くなりました。
「土水空気 にんげんのつくったものじゃねんだよなあ」
©相田みつを
この美しい自然は変わらず残っているんだろうか?
未来を想い、時に感じる胸騒ぎ。
八ヶ岳を見上げるたびにこみあげてくる想い。
相田みつをさんはこうも言われています。
「本当は自然の中に包まれて生きているのが本来の人間だと思うのね。自然に向かい合って静かにして、心が静かに落ち着いてくると、山の音も聞こえてくる、谷の川のせせらぎも聞こえてくる。それは、こちらの受け入れ側が静かにならなければ聞こえないんですね。損だ得だというあくせくした世界を汚れた世界というんですけど、心が汚れていると、聞こえるものも聞こえない。それから、見えるものも見えない。自然の山に向かい合っていると、自然に聞こえてくるんですね。自然にっていうことは、人間の作為がないということね。自然を見ているとほっとしますねぇ。」
「なぜ、人は山に登るのか?」
よく聞かれる言葉です。
「そこに山があるから」というお決まりのフレーズではよくわからないですよね。
僕なりに考えてみました。
おそらく、山に登るという行為、そこには「人生の縮図」があるのではないかと。
綺麗に整備された歩きやすい道、石がゴロゴロの荒れた道、時には危険な岩場やガレ場をよじ登る、油断をすると転んで怪我をする、しっかりと準備をして登らないと、時には命を落とすこともある。いや、万全の準備をしていたって痛い目にあうこともある。しかしその先には歩いた人にしか感じることのできない素晴らしい景色や感動がある、湧き上がる想いがある。それはまさに生きることそのものじゃないかと。
日々の暮らしに追われて自分を見失いそうな時、山に出かけ、ただただ歩き自然と向き合う、そして生きることの基本を改めて感じリセットする。人は歩みつづける動物なのです。
「ヤツガタケ単身ダンシ」ひとまず今回でおしまいとなります。
みなさま、ありがとうございます、心より御礼申し上げます!少し間をおきまして、新しいコラムをスタートする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
これからも八ヶ岳から愛をこめて、、、