CULTURE

こんにちは。今月も香りの世界にようこそ！

7月29日（日）に開催されたVegan Forestで、チーム『はぴラボ』は、ハンドトリートメントと香りのワークショップで出店しました。

小淵沢の林の中は、雨上がり、気持ちのよい風が吹いていました。当日ブレンドしたオイルが、風に乗って、ブースの近くを香りのカーテンで覆ってくれているようでした。
外で自然を感じながら受けるハンドトリートメントは、格別です。お客様の表情から、気持ちよさが伝わってきました。

スタッフの皆さんは、生活環境も様々。お子さんのいるお母さんもいらっしゃいます。
大変な時は、出来る方がサポートに入る。出来る範囲で協力しあってやる。相手を思いやる気持ちがあって、チームというのは成り立っていることに気づき、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そもそも、なんでアロマハンドトリートメントにそんなに拘るの？という疑問があると思います。

私は、東日本大震災で、心のケアでアロマボランティアに、長いこと携わっていました。
福島県南相馬市。原子力発電所から非常に近い場所で、目に見える被害と、見えない原発の被害で苦しんでいる地区でした。

心のケアが必要と感じ、神奈川県逗子の有志のボランティア団体と協力して現地に向かいました。ハンドトリートメントと看護師の方から伝授していただいた足湯をすることにしたのですが、セラピストさんのボランティアがなかなか集まらない・・・。活動が、毎月土日の泊まりで行っていたこともあり、週末営業のあるセラピストさんやご家族がいらっしゃる方の参加は難しく、困り果てていました。

悩んだ結果、それならば、参加したいと思う方に、一からお伝えしようと思い、所属している国際アロマセラピスト連盟や（社）アロマ環境協会が主催するボランティア活動に、自分が参加することで、経験を積んでいきました。学び、事務局に掛け合って、色々ご意見もたっぷりいただきましたが、安全第一で、注意事項を守って、ハンドトリートメントを行うことを決めました。

「責任は誰が取るのか？　何かあったらどうする？」　常に、それを指摘されましたが、
お一人お一人が、しっかりルールを守って、誠意を込めてしていただいたおかげで、1件もトラブルなく活動を行うことができました。運がよかっただけかもしれませんが、いつか起こる何かを恐れていては、何も改善されず、ことが進まないのです。

人は、本来感情を表現できる生き物です。
でも、辛いことやあまりにショックが大きいと、それができなくなります。そんな時、香りは優しく包み込んで寄り添ってくれたり、心を解放に導いてくれたり、活力や刺激をくれたり、自分の理性を超えた役割を果たしてくれます。

今も、西日本の豪雨で甚大な被害を受けられた方々がいます
今回のワークショップでは、ワークショップ代と、参加スタッフの皆さんが売上の一部を寄付して下さった分を、被災地で活動しようと奮闘している現地に住むセラピストの友人に送りました。

心のケアはいつも後回しにされてしまいます。
でも、本当は、同時に行った方がよいのに、なかなか最初、入りこめません。今は、現地に通うことができませんので、後方支援と祈ることしかできませんが、少しでも、悲しみが和らぎ、希望を忘れず、毎日を過ごすことが出来るように祈っています。

明日は我が身。
いつどこで災害が起こるがわからないので、チーム『はぴラボ』では、アロマハンドトリートメントを常に行い、普段はこの地で必要とされている方々に、癒しの時を。

そして有事の時は、皆で一丸となって心のケアに入れるように、これからも、注意事項を守り、安全第一で練習を重ねていきます。そこには、プロとか、素人とか、垣根は一切ありません。相手を思いやる気持ちと信頼関係がチームを支えています。

この話になると、熱くなってしまうので、この辺でおしまい。

最後に、夏の香り、カブトムシ・・・。

北山生まれての幼虫から育てていたカブトムシが、猛暑を超えて、１匹だけ成虫になりました！生まれて初めての経験。虫が苦手な私ですが、一緒に暮らしていると、段々距離感が縮まってきて、かわいく思えるようになりました。

夜中にこそこそ、かさかさ。そして時々、脱走していたずらをしていますが、元気にすくすくと育っています。近づくと、虫かごの近くはカブトムシの匂いがします。

飼ったことがある方、あの匂いわかりますか？
カブトムシのアロマ（笑）。とっても夏を感じる香りです！

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