HOME CULTURE & LIFE COLUMN Vol.3 「All you need is love」
八ヶ岳に単身赴任してきたオトコの日々の暮らしのちょっとした、でも幸せを感じる日々のコトやモノを紹介。ちなみに妻と小学6年生の娘はバリバリの都会っ子。

ボス「ビジネスに大切なもの、売上を伸ばすために最も必要なスキルはなんだと思う?」 

僕「、、、、、」

ボス「マーケテイング理論、専門知識、その気にさせるセールストーク、プレゼンテーションスキルとか色々あるだろう、どう思う?」

僕「、、、愛です。」

私はこれで会社辞めました。


こんにちは、はやしです。

僕が就職した時代というのは、社会人になったらそれまでの趣味やら、色恋沙汰やら、長髪などはキッパリと切り捨て、社会のため、日本経済発展のために貢献する、まだまだそんな風潮が強い時代でありました。

営業部門に長らく所属していた僕は、常に数字と戦っていました、そう売上目標ってやつです。目標達成すればよし、下回ればもうそれはそれは、、、

そうするとついつい「何のために仕事をするのか?」という基本的なことを忘れてしまい、必死に売上あげて、給料上がれば良しっていう、とても薄っぺらで吹けば飛ぶような事しかやっていない自分に気づくわけです。

これで良いのか?

「いいんです!」

いやいや、良いわけがない!

以来、仕事で接するヒト、モノ、コト全てにできるだけ心をこめて、愛を持って接することを忘れないようにと自分に言い聞かせながら仕事をしてきたつもりです。

同じ見てくれの商品であっても、心のこもった商品とそうでないものがあれば、絶対に前者の方が売れるんですよこれが不思議と。だって僕らは人間っていう不思議な生き物ですから。

見てくれは普通かもしれない、なんら変わらないかもしれないけど、ハートのこもったコトやモノはそこから自然と選りすぐられて伝わっていくんじゃないかと。

ハイテクで便利な世の中になり大概のものは手に入る今、足りないのは愛、愛が足りないなあと。

愛=希望、夢、勇気、可能性とか、八ヶ岳の空に浮かぶ無数の星を見ていると、なんだかそんなことを思って仕方がないんです。

八ヶ岳の麓で愛を叫ぶ

そんな愛のあるヒト、モノ、コトが八ヶ岳にはたくさんあります。

例えば「星空の映画祭

1981年からスタートし、今年で実に32回目の開催となる映画祭。

2007年に一度その幕を下ろしたのですが、この映画祭を観て育った地元の女性がそのことを知り復活させたんですね。その情熱は周りの人の心を惹きつけ、毎年7000人以上の方が訪れる一大イベントとなった今でも、何とボランティアスタッフだけで運営されています。

映画が大好きな人、映画祭の雰囲気が大好きな人、情熱的なスタッフに惹かれて一緒にやりたい!と手を挙げた人、そんな多様性に満ち溢れたスタッフ一人一人の様々な想いが一つになり生み出される唯一無二の空間、まさに愛の塊。

まだ訪れたことのない方は、ぜひ体験していただきたいと思います。

例えば「Souq Souq(スークスーク)」お山のいちば

地元のイベンター、高橋淳くんプロデュースのイベント。

本人曰く「若い頃は相当ヤンチャだった」彼ならではの、彼にしか創り出せない独特の雰囲気がサイコーです。そんな淳くんに魅せられた仲間たちがお店を出したり遊びにきたりと、そこにいるたくさんの人たちみんなの愛と温もりが感じられるこれまた唯一無二の小宇宙空間です。
来年はきっとさらに異空間ぶりに磨きがかかるかと!

例えば「山の日サミット・リトルマウンテンモール

森のオフィスを運営している津田さんと松井さんが中心となって昨年から始まったイベント。

アウトドアを愛する人が自然のため、地球のためにできることを考え、そして楽しむ。
津田さんの持つアカデミックな側面と、松井さんの温かい情熱が感じられるこれまた八ヶ岳ならではの素敵イベントです。
まだ参加したことのない方、来年はマストですよ〜

例えばこのカート。

アウトドアギアとかを販売する移動式のかっこいいカートを作って欲しい!という僕のアバウトな発注にも嫌な顔ひとつせず、「くらしまわり」のカズくんが作ってくれたものです。

※ハチモット連載「くらしまわりの台所」のりちゃんの旦那様・カズ君はくらしまわりの建築部門を担当しています。

お買い物をするお客様や販売する商品などに想いを馳せて、そして何より楽しみながら作っているカズくんの姿が目に浮かんでくるのは僕だけでしょうか?

先日、お客様から声をかけていただきました。
「ハンドメイドのサコッシュを作っているんですがこのカートで販売させてもらえないでしょうか?」
もう、嬉しくてしょうがない。アタッシュじゃなくてサコッシュですからね。

八ヶ岳には、このように画一的ではない多様性に満ち溢れた愛のあるコトやモノ、そしてそれらを生み出している愛のある人たちがもっともっとたくさんいるんです。

そんな自分よりもひと世代もふた世代も若い愛の塊をバックアップしたい、ただただ今はそんな気持ちでいます。そしてそれがまた次の世代へと繋がり、広がっていけばいいなと。

何より楽しいから続けられるんですよね。

人生最大の楽しみのひとつは人とのふれあい。

そして、個人的には、娘が大人になった時、「うちのオヤジ私が小さい時、ひとりで八ヶ岳行っちゃって何やってんだかよくわからなかったけど、私たちの世代のことも考えて少しは世の中に役に立つことやってたんだな」って、1ミリでも良いから感じてくれるならば、

もうそれだけで、ただそれだけでいい。

これからも自分を見失いそうな時にはこう呟きます。

「そこに愛はあるか?」

ヤツガタケ単身ダンシ
はやし
東京で23年間、エンターテイメント系の会社でサラリーマンをした後、2007年に独立。それを機に「日々の暮らしを楽しむ」をテーマに掲げ、気がつけば2014年春、単身で八ヶ岳に移住。ちなみに妻と小学6年生の娘はバリバリの都会っ子。兵庫県で生まれる。広島&横浜育ち。
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