CULTURE

こんにちは！

八ヶ岳周辺は、10月下旬頃から木々がお化粧を始め、紅葉が始まりました。

真っ赤なもみじ、黄色いイチョウは子供も大喜び。お天気のよい日が続き、青空と紅葉の組み合わせがあまりに美しくて、それを見に。横谷観音、蓼科湖周辺には、何度も足を運びました。この辺りには、綺麗な紅葉スポットがたくさんありますね。

毎朝、息子を保育園に送る時も、車から見える、もこもこしたパッチワークのような山々がお楽しみです。太陽の光を浴びて、特に朝が美しく見えます。

「ブロッコリーがカラフルになったね！」
「きれいだね～。」
「絵具で描きたいね～。」

と、車中では、遅刻しそうな現実を一瞬忘れそうになる、のんきなやり取りが繰り広げられています。
下から山々を見上げるのも、よいものです。

10月後半は、毎月行っている、ママ＆キッズのアロマセラピーの特別編ということで、富士見の森の中の素敵なログハウス、エンジェルツリー八ヶ岳をお借りして、ハロウィンパーティーをしました。目を瞑ると、森林の香りや土の香りもする素敵な場所。

子供たちは、仮装して、森の中をだだだだだーっと駆け巡ります。
みんな元気いっぱい。

途中、森の中のお宝探しとアロマセラピーのレッスンは、野外で開催。
大きな松ぼっくりや木の枝付きの小さな松ぼっくり、そして、運がよければ、バラが花開いたようなシダーの実もゲット。

隠したお宝たちを探した子供たちは、今度は、好きな香りを垂らしてみよう！ということで、精油を手にとって、色々な香りを嗅いでみます。

「これ、ミカンのいい匂い。」
「えぇ？？何この臭い？　いやだ～。」

率直な感想が返ってきます。そんなダイレクトな感想こそが、実はとっても大事で、自分にとって今、必要なもの、いらないもの、脳が快・不快を一瞬にして決めていることがわかります。香りを嗅ぐこと、そして、嗅覚は、もともと、生命の危険を見抜くために発達してきたことなど、嗅覚の役割を子供たちとお母さんたちにお伝えしました。

そして、いい香りも悪い香りも、海馬や偏桃体といった記憶や感情を司る場所と連動するので、その時いいなと思った香りや強く印象に残った香りが、大人になった時に、どこかでまたその香りに出合った時、この日の楽しい気分や思い出を蘇らせるのに、役立ってくれます。繰り返し嗅ぐことで、香りと記憶が定着することがあります。

昔、付き合っていた彼がつけていた香水の匂いを、ふと何処かで別の人がまとっていて、もう何年も嗅いでいないのに、反射的に振り返ってしまったり・・・。そんな経験ありませんか？これは、もれなく甘酸っぱい思い出付きですね。

子供の方が、大人より、繊細な香りも含め、たくさんの香りを嗅ぎ分けることができます。
幼い頃から、色々な香りを嗅がせてあげると、本物の香りを嗅ぎ分けることができるようになります。

色々な香りに触れることで、香りが感じられる幅、閾値も上がってきますし、鍛えられていきます。

天然の香りと合成の香りの違いを嗅ぎ分けるのも早いです。合成のものは、「これは何だろう？」と脳が混乱を起こして、エラーが起きます。でも、嗅覚は香りに慣れるのも得意なので、そのまま使い続けると、脳内はエラーを起こしながらも、その香りが段々と普通になってしまう可能性もあります。怖いです。

洗剤や柔軟剤の臭いがお母さんの臭いなんてことにならないように、子供たちには、小さい頃から本物の香りに触れてもらいたいと思います！

親子で、天然のディフュザーを作った後は、好きな場所に飾ってね！とお願いしました。
車の中が本当によい香りになったと喜んでもらえました。早速試された方は、お昼用の揚げたての唐揚げの臭いが、帰る前に消えていたよ！と教えてくれました。

でも、唐揚げの香りもいいですけどね～。
最後は、みんなでフルーツを乗せて、季節のタルトを作りましたが、フルーツを切って外に置いた瞬間、ハチが寄ってきて、これも香りに引き寄せられてきている証拠！と、みんなで話して、ログハウスの中に移動しました。

人間もハチも、美味しい匂いには、めっぽう弱いのですね。
スイーツの香りは、また格別でした。

11月に入ると、今度は、落ち葉がきれいな季節。
焼き芋！の季節。
ばばばぁちゃんの焼き芋の絵本を読んでからというもの、煙を見ると、息子は、あっちもこっちも焼き芋やってる。いいね！と一人で盛り上がっておりました。

八ヶ岳はいよいよ晩秋。
冬に向かっていきます。

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