キーワードは、「元猛烈社員」「元スピリチュアル・ジプシー」「ヴィーガン」「丁寧な子育て、暮らし」。
5年で30人から1000人規模へ成長を遂げたベンチャー企業にてシステム担当から広報、IR、経営企画、上場準備と幅広い分野をがっつり経験した事務系ジェネラリスト。出産を機に独立。2014年に八ヶ岳の西麓・原村に移住し、自然の中で丁寧な子育てを実践中。
一方で猛烈社員時代に迷走した経験から、「自分を深く知る」ことで軽やかに生きるためのサポートを様々な分野で行っている。
はじめまして。このたび「好き」を仕事にしたい八ヶ岳ママへ愛をこめて♪の連載を担当する林美代子と申します。
この連載では、「好き」を仕事にするためのヒントを紹介する予定です。
特にこれからの時代のひな形になるであろう、八ヶ岳という素晴らしい場所で、明るい未来のためにどんどん活躍していただきたいママの皆さんに、お役立ていただけるよう書いていきます。(もちろん、そうでない方にもお役立ていただけるよう心がけていきます!)
さて、情報はどういう人が、どういう立場で、どういう状態で発信したのかを知っておくことがとっても重要です。
というわけで、
簡単に自己紹介いたしますね。
・・・全然簡単じゃなかったですね・・・
とにかく、たくさん迷って回り道をしましたし、いわゆるビジネスセオリー的なことと逆をいくこともしているわけです。
でも今は、素敵な仲間達に恵まれて、のびのびと楽しく活動し、充分なお金をいただいています。たくさん迷走した経験から、失敗事例なども盛り込みながら書いていきます。1年間、どうぞよろしくお願いいたします!
第1回目はこれからの時代を軽やかに生きていくためのエッセンスを紹介していきますね。
もうお気づきの方も多いと思いますが、イイ大学に入って大企業に就職していれば人生安泰、というフォーマットはかなり前から崩壊しています。
さらにインターネットの普及により情報量が圧倒的に増加したことで、価値観の違いが明らかになり、多様化がますます加速していますね。
今まであったフォーマット「これをすれば安心」は幻想となっていく。すぐに答えがわかる参考書はなく、自分で考え、選んでいかなければならない。選べることは、自由で喜ばしいことですが、今までの教育の中で重要とされてこなかったことなので、よりどころの価値観がなくなることは結構キツイことですね。
では、そんなこれからの時代を、軽やかに生きるためには、なにを大切にすればいいでしょうか。
それは、自分の内側から溢れてくる「好き」というキモチ。衝動に近いキモチです。
自分が無条件に、「好き」と思えるものは、多少の困難も簡単にクリアできる素晴らしい原動力となります。なにより、「好き」を自覚することで、自分の中に軸が通っていくので、様々な場面で選択がしやすくなり、軽やかに生きることにつながっていきます。
それでは、自分の内側にある「好き」を見つけてみましょう。
頭の中で挙げていくより、言葉で書いていくことが大切です。あとで見返せるよう、ノートに書いてみましょう。
さて、どれくらい○がつきましたか?
「好き」を見つけるときに注意することは、「できること」「役立つこと」を無意識に混同させてしまうかもしれないということです。
小学生の時のほうは、そこが混ざりにくいかもしれませんね。
さて、ついた○の中に小学生、中学生以降とずっと同じこと(同じ要素)があった場合、それは自分の深い水脈のようなものとして「好き」である可能性が高いです。そこを活かしていくことを意識しましょう。
さらに、内容の中に「こんなことしても誰の役にも立たず、認められないのではないか」と思えるようなニッチ(隙間という意味です。マニアックともとれますね)な内容はありませんでしたか?
今は情報も細分化しており、指名買いが多くなります。ニッチであればあるほど、自分と近い価値観や嗜好の人に届きますので、それはオンリーワンの強みになります。
自分の「好き」という要素、その中でも「ニッチ」な要素をピックアップしてみましょう。思いもしなかった強力な自分だけの武器がみつかるかもしれません。
ちなみに、わたしの好き×ニッチの一つはカモワン・タロットというタロットです。職歴関係ないですよね(笑)でも、今はこれがわたしの仕事のメインの一つになっています。
さて、「好き」を活かすには、経験上注意が必要です。
それは、衝動のキモチは大切にしても、行動はあくまでも戦略的にしたほうがよいということです。行動まで衝動的になると、ただの行き当たりばったりになってしまいますね。そうするとご主人に
“おまえのやってることは、単に遊びだろ”
と言われてしまうわけです(汗)
戦略、というと「無理!」ってなったり、好きなことに戦略をたてるなんて・・と罪悪感を抱いたり、いろいろ拒否反応がでるかもしれませんが、難しいことではありません。自分がちゃんと力を発揮できるように、ちゃんと動くのが大事だよ、というだけです。
次回は、戦略的に動くための手段として「フリーランスと節税」についてお伝えしていきますね。