HOME CULTURE & LIFE COLUMN 第7回 ☆失敗談紹介☆自分の長所が裏目にでて仲間を失った苦い経験

こんにちは。林美代子です。このたびの台風19号で被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。皆様の最善をお祈りしています。

先日、東京から八ヶ岳西麓、長野県の原村に移住して6年目を迎えました。子ども時代から住み慣れた東京を離れる寂しさを上回る、八ヶ岳生活へのワクワク感は今でも鮮明に思い出せます。誰一人知り合いがいない中、飛び込めたあの力はどこから来たのだろう、と振り返ると不思議だったりするのです。

東京在住時のマンションからの日の出。東京在住の頃と価値観はガラっと変わりました。タワーマンションに住んでいた頃も今思えば貴重な体験をさせてもらいました。

さて、今回は少し趣向を変えてわたしの失敗談を紹介することで大切なポイントを伝えていきたいと思います。ちなみに・・・今でも本当にひどかったなぁと反省する内容です。ニンゲン、失敗した後の学びが大切です。というわけで、引かずにお付き合いくださいませ。

失敗紹介① 低金額でなんでもやります、で誰もしあわせにならなかった

移住した直後も、なんとか八ヶ岳で自分の立ち位置を定めたいと体もこころもガッチガチで、美しい景色もあまり目に入ってきませんでした。

最初にご紹介するのは、フリーランスとして開業してまもなくのこと。ずっと会社人間でプライドも役職も持って仕事をしていた環境から一転、子育て主婦になった自分が社会から置いていかれたように感じて、なんとか「個人事業主」としての立ち位置を定めたくて勝手に焦っていました。元々広報、IR、経営企画、システム・・・とかなり広範囲でキャリアを積んできたので、それを活かさねば、と必死だったのです。そこで、少しでもお仕事になりそうな時は、「わたし、それ、できますよ!」とお伝えし、ありがたいことに何件かオファーをいただいたのでした。

そして、やってしまったのは

  • かなりの低金額を提示したこと
  • 目一杯、できることを提案し、自分でハードルを上げたこと

でした。最初はとても感謝してもらえて、わたしも役に立っていることが嬉しくて、充実している!と思っていたのですが・・・
自分でハードルを上げてしまった内容がきつすぎて、時間も労力もとられていく。次第に「なんでこんなにやっているのに、この金額しかもらえないのだろう」とモヤモヤで心の中が一杯になっていきました。さらに悪いことに「これしかもらってないのだから・・・」と他の仕事を優先したり、手を抜くようになりました。


先方は、わたしを信頼して仕事を任せてくれていたので、他にできる人もいません。さらに、その分野の知識があるわけでもなかったので、「これくらいが相場だろう」と思ってしまい、要求は高まるばかり。


そして、だんだんと下がっていくわたしのモチベーションとクオリティに不満が爆発してしまったのです。わたしも、勝手に不満を持っていたので最後はケンカ別れのようになってしまいました。・・・最低ですね・・・本当に申し訳なかったです・・・


「第3回 みんなが苦手?きちんとお金をいただくために」でもお伝えしましたが、自分の仕事に自信がないから、必要以上にあれこれ提案して、さらに価格設定も低くしてしまったのですね。

  • 自分が消耗しない金額設定をして最初に提示しましょう。低くする場合は必ず期間を設けましょう。無理やり繋げたご縁は後々苦しくなります
  • どんな仕事でも、依頼されたものは引き継ぐ、相手に伝授することを念頭においておきましょう

失敗紹介② 完璧主義とおごりで、仲間にひどい仕打ちをしてしまった

自分の「よいところ」もいきすぎると・・・

続いてもう一つ。共通の志を持つ仲間達であるイベントを主催することになったときのことです。
わたしは、細やかな実務能力がかわれて、規約づくりから広報全般、外部とのやりとりなど運営全般を任されました。完璧主義の傾向があるわたしは、隅々まできっちりと進め、仲間たちからも信頼してもらっていました。


そんななか、仲間の一人にお願いしていたウェブサイトづくりが完成したと連絡があり確認することに。短期間の準備で、告知期限もせまっていました。しかし、その内容、デザイン・・・すべてにおいて納得がいかなかったわたしは、作った人に何も伝えずすべて勝手に作りなおしてしまったのです。


当然、作った人はとても傷つき激怒。グループから去っていきました。当たり前ですよね・・・


「わたしのほうがいい仕事ができる」というおごり、「仕事ができる自分をみせたい」という個人的に評価されたい気持ち、さらに細かいところまで完璧に理想を追求しないと気が済まない、いきすぎた完璧主義が引き起こしたのですが、本当に今でも穴があったら入りたいくらいです・・・


さすがにこんな人はいないと思いますが、この経験から、グループで何かを進めるときの注意点として・・・

  • 自分の長所は、いきすぎると短所になることを自覚しておきましょう
  • 小さなこだわりより、仲間との達成を優先し、大勢に影響がない場合は6,7割程度の満足度でもよしとしましょう
  • ゆずれるところ、ゆずれないところは明確にして、ゆずれないところは積極的に自分でやりましょう
  • 自分が評価されたい気持ちが前にでてきたら要注意。グループでの評価に重きをおきましょう
  • ちょっとした違和感も放置せず、その都度解決していきましょう。そういうときは、会って話したほうが早く解決します


今でも、この経験はわたしに仕事を進めるにあたっての自戒を、いつも促してくれます。


いかがでしたでしょうか。
次回は、お金につながらないようにみえる行動に隠れている大切なことについてお伝えいたします。お楽しみに!

☆☆おまけ☆☆

本連載特別企画。タロット数秘でそれぞれの長所が裏目にでやすい内容について、簡単にアドバイス作ってみました。こちらからご覧くださいね。

林美代子(はやし・みよこ)
太陽は博愛の水瓶、月は職人の蠍で宿曜占星術は猪突猛進の箕宿。ヒューマンデザインはとことん受け身で吉、のプロジェクター。
キーワードは、「元猛烈社員」「元スピリチュアル・ジプシー」「ヴィーガン」「丁寧な子育て、暮らし」。

5年で30人から1000人規模へ成長を遂げたベンチャー企業にてシステム担当から広報、IR、経営企画、上場準備と幅広い分野をがっつり経験した事務系ジェネラリスト。出産を機に独立。2014年に八ヶ岳の西麓・原村に移住し、自然の中で丁寧な子育てを実践中。
一方で猛烈社員時代に迷走した経験から、「自分を深く知る」ことで軽やかに生きるためのサポートを様々な分野で行っている。
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