HOME CULTURE & LIFE COLUMN 冷えと健康

unnamed-compressor

こんにちは。はじめまして大島ケンスケです。

僕は2013年に東京都練馬区から、八ヶ岳南西麓へ移住したので、今年で三回目の信州の冬を迎えます。
標高1,000メートル近いこの場所では、真冬の朝方ではマイナス10度を下回る日もあります。気温だけで考えると、東京との差はかなりあります。
でも僕は冬が好きです。空気がしゃんとして澄み渡り、八ヶ岳や南アルプスの山々、富士山。毎日絶景を楽しめます。

しかし、冬が苦手という人は多いです。
何故か?
寒いから、ですよね。
ちなみに僕も昔は冬が嫌いでした。だって寒いから。
でも今は冬が好きです。
どうしてか?

それは僕が「冷え性」じゃなくなったからです。

僕は若い頃から病気のオンパレードというぐらい、散々健康問題には苦労しました。呼吸の病気で死ぬような思いをし、そこから東洋医学を知り、日常生活を取り戻しました。そして様々な養生や健康法を学び、実践し、心身ともに健康を取り戻しました。
そんな中で、あらゆる病の原因とも呼べるものが『冷え』だと知りました。現代人は低体温の人が多く、がん細胞がもっとも好むと言われる35度台の体温がもはや『平熱』となりつつあります。戦後の記録を見ると、大人3,000人の体温を測り、なんと平均が36.9度!。現在は子供の平均体温が36.39度。つまり、昔の大人の方が今の子供たちよりも体温が高かった・・・。

現代は一億総「冷え性」とも呼べる時代なのです。
我々の体は『冷え』があると、免疫機能が低下し、筋肉は強張り、呼吸は浅くなり、内蔵機能が衰え、不妊や慢性疾患の原因にもなります。また脳への酸素供給も低下し、精神的な疾患とも関係があります。
つまり「冷え」てたらいい事なしです。

じゃあどうすれば体温が上がり、冷え性を克服できるのか?
食事や運動。様々な方法がありますが、僕が一番参考になったのは「万病を治す冷え取り健康法進藤義晴=著」です。
靴下の重ね履きや、湯たんぽなど、頭寒足熱を徹底する健康法です。

そして今回ご紹介したいのは「半身浴」です。
熱い湯にざぶんと肩まで浸かるのもいいですが、ぬる目のお湯にじっくり入る。最低でも20分以上と言われています。

unnamed-1-compressor

とにかく僕はこの「冷え取り健康法」を実践し、何より「半身浴」を徹底しました。東京に住んでいた頃ですが、毎日欠かさずやってました。お湯に粗塩を一掴み混ぜるとさらに温まります。本を読んだりしながら、お風呂で何時間もくつろぐ事もしばしば。体の調子の悪い時は、びっくりするくらいお湯が濁る。そしてあまり言いたくないんですけど・・・臭うんですよ。得体の知れない臭いが。どうやら水が毒素を吸い出してくれるみたいです。
でもおかげで僕は喘息や花粉症、アトピーなどの慢性疾患が完治してしまい、今では人並み以上に健康体です。
自宅のお風呂はもちろん、温泉なんて最高です。水道水より、自然に近いお湯の方がパワーがあります。確実に体を芯から温めます。

八ヶ岳周辺はいわずと知れた温泉の名所。オススメの温泉は数知れず。しかし紙面の都合で紹介しきれませんが(笑)。
八ヶ岳観光の際は温泉を忘れずに。半身浴でじっくりと温まって、寒い冬も快適に過ごしましょう。

小説家 音楽家 瞑想家
大島ケンスケ
1978年生まれ。北海道小樽市出身。20歳で上京。都内でライブ活動、作曲、編曲、音源制作に携わるが体調不良により一時活動休止。その後様々な健康法や養生法を追求し、健康を取り戻す。活動休止中に出会った小説に大きく影響を受け、音楽活動から小説執筆に移行する。様々な仕事を経験しつつ、インターネットでの小説投稿や、ブログ執筆を行う。2013年に長野県富士見町へ家族で移住。北杜市長坂町で自然農の研修を受け、農にも親しむ。現在は、アコースティックでのライブ活動、瞑想指導なども行っている。合気道、修行中。
Facebook