藤森朋子です。
八ヶ岳も花盛りになり、このめぐりがぐんぐん加速していきますね。ゴールデンウィークが終わった途端、何故だか、やる気をなくす、元気が出ない・・なんて事になってしまう方も多いですね。
今回は、五月病予防と呼吸とお腹を整えるお話です。
春の新生活、入園、入学、就職、退職・・期待と不安、緊張の毎日に疲れ、身体がだるい、やる気が起きない、学校や会社に行きたくない・・・と5月病気味になりませんか?
体調について日本語は豊かに表現してくれていて、
気が上がっている、
地に足が付いていない、
肝が据わっている、
腹が立つ・・
など身体臓腑の言葉が入っていて身体と心が繋がっていることを教えてくれます。がんばろうって思っても無理な時は、身体に働きかけて自律神経にスイッチいれていきましょう。触れたり、動かしたり、香りも役立ちます。
柑橘系の精油
緊張を緩和し、人間関係を円滑、お友達と仲良くさせてくれる香りは柑橘系の精油。
誰でも嗅いだ事のあるオレンジスイートやグレープフルーツ、レモン、マンダリン、子どもも高齢者にも好まれます。
嗅いだ時の感想、身体の変化はありますか?すっぱーい、美味しそう!という声が聞こえてきます。唾液がでてきませんか?これは消化器管が働きはじめた証拠です。メンタルヘルスだけでなく、便秘、食欲低下、ダイエットの時にも助けになります。
お腹の領域とチェック
緊張すると気が付けば息が浅くなって、お腹が固くなります。
息が浅いので、いつでも焦っていて、気ぜわしい状態になります。腹が立ちやすくなってイライラ余裕のない状態。
チェックしてみましょう。
肋骨の部分を手で触れてみて下さい。固くないですか?指は入りますか?ここがカチカチだと横隔膜も動きづらくて深呼吸しても全然吸えていないかもしれません。
おへその下はどうでしょう?
ここは丹田といって気が満ちるために大事な場所です。緊張して固くなって、五月人形兜のように鎧を着ている状態?または全然力が入らずペッタリ猫背?
お腹をマッサージ
自分でできるお手当てをお伝えします。
おへその上側、下側に手をぴったりと優しく当ててみて下さい。ただ、じーっと手を当てていると手のあたたかさがじんわりと伝わってきます。
ただそれだけでゆっくりと目を閉じます。少しずつ動かしてみて、冷たい、暗い、固い、詰まっている場所を感じたら、そこにじ~っと手を当てておきます。
おなかは上行結腸、横行結腸、下行結腸と時計回り動いています。ひらがなの「の」の字をイメージして撫でてみて下さい。この時手のひらが引っ掛かる感じがしたところには、またじーっと手を当ててみましょう。スムーズに回るようになったら深呼吸してみて下さい。きっと深くゆっくり息ができる状態になります。
オイルを使う
オイルを使う場合は、キャリアオイルという植物油10ml(ホホバやセサミ、マカダミアナッツなど)にスイートオレンジ2滴(他柑橘系も可)を混ぜて、手になじませます。
その手をお腹にぴったりあてて数秒たったら、ゆっくりと撫でていきます。ソロソロっと触れたり、激しくこすったり、圧が強いと気持ちが悪いので注意しましょう。
お子さんが保育園に行きたくないと泣く、お友達とけんか、イライラしている。元気がない、便秘になってしまった。そんな時にマッサージしたら、元気を取り戻したり勇気が湧いたり排便がスムーズになったという話もあります。
夫に妻に、自分にも優しくお腹に手当てしてみてください。
お腹も心も、柔らかくたおやかな状態にしておきましょう。