HOME CULTURE & LIFE COLUMN 連載6 瞑想のための序曲
“YOGA FLOW” 主宰のじゅんじゅんこと、久村潤子です。 八ヶ岳でのくらしにタイミングを合わせたアーサナ(ヨガのポーズ)をご案内します。

こんにちは。夏の日差しもなくなり、本格的に秋がやってきましたね。私のうちの回りでも、コスモスやダリアなど、畑や道端に咲く秋の花々が本当にきれいです。

そして、ただいまYOGA FLOWのクラスでは、天気を見て隙あらば外ヨガを開講しています。ご興味のある方は、是非YOGA FLOWのページにてクラス日程をご確認下さい。何ならヨガもしなくてもいい位(笑)気持ち良~~い空間で思い切り呼吸する幸せ。

そして、この秋には、芝生で瞑想・呼吸法も体験してみませんか?

今回は瞑想と呼吸法へ繋がる準備ともいうべきポーズを紹介します。至極シンプルですが、鼻のとおりをよくする効果が期待出来るポーズです。つまり、瞑想の時、呼吸法の時に安定して鼻呼吸が出来るようにする、いわばウオーミングアップのポーズとも言えます。

High lunge(ハイランジ=大きく踏み込むポーズ)

  1. 左右の腰骨の高さが水平になるよう左足を大きく一歩後ろへ。右足を90度に曲げます。左足のかかとは浮いていてもOK。左脚の付け根を伸ばしていきます。
  2. 息を吸いながら両手を上へ。この姿勢をキープしたまま、呼吸をゆったりと5回繰り返しましょう。反対側も同様に行います。腕を上げることがつらい場合は、1.の姿勢のまま、5呼吸どうぞ。

このポーズのコツ、注意点

実は後ろ足が肝!きっちりと大地を踏みしめて、グラウンディングを促しましょう。(グラウンディングとは文字通り、グラウンド=大地 へとしっかり根付く姿勢のことです)

このポーズの効果

  • お腹の引き締め
  • 骨盤矯正
  • 股関節の柔軟
  • 体幹、下半身の強化

などなど、多くの効果が期待できますが、「鼻づまりの解消」も期待できるのです。右の鼻が詰まったら右脚を、左の鼻が詰まったら左脚を伸ばしていきます。このポーズで鼻での呼吸が安定してきたら、瞑想の姿勢をとって、自分の呼吸を今一度、意識してみましょう。

瞑想の姿勢と方法

「め、め、瞑想って??一体なんですの?どうやるの?」と疑問に思っている方へ。

瞑想とは、「な~んも考えずに、ただ座る」ことです。、、、って、すっっごい難しいですね。笑 

なぜなら、瞬時にあらゆる感情や考え、思いが頭の中を巡っているからです。これらを止めるよう、意識することは出来ても、完全に止めることは不可能に近いからです。

私は、経験上、この「思いや感情を止める」ことはしません。それは覚醒している間は、非情に難しいから。ただただ、「ぽかんと眺める」感じに近いです。これも最初のうちは難しいと感じるかも。。それでも続けていれば、瞑想の時には、なんだか「瞑想モード」らしき空気感が自然とやってきます。この流れに乗れば、案外気楽に瞑想が出来るものです。皆さんもあまり深く捉えずに、その正確な答えを待たずに、早速座って実践してみましょう。

  1. ゆるめにあぐらをかきます。太ももの後ろが引きつるようなら、座布団やクッションに座って高さを出すとよいでしょう。
  2. 手を軽く膝の上に置きます。呼吸を意識するために、お腹に手を置いてもよいでしょう。手が緊張しなければ、画像の様にムドラー(Mudra=印)を結んでもよいでしょう。親指はブラフマン(宇宙=大自然、最高原理)を、ひとさし指はアートマン(私=小さい自然、自我)を象徴していると言われています。この2つを、結ぶ。←ここにも前回お伝えした”Yuju”が出てくるのですね! ゆったりとこの2本の指を繋ぎ、他の3本の指はそのままで。この開かれた3本の指は、いつ何がやってきても、去っても、常にウエルカムでオープンな状態を象徴していると言われています。ムドラー、深い!
  3. ゆっくりと鼻で呼吸します。お腹を柔らかくして、吸う息と、吐く息の長さが同じになるように意識します。いろいろな感情や考えが浮かびますが、そのまま、そのまま。流れる雲を、ぽかんと眺めているイメージで、考えを追わずに。自分が思わず蓋をしそうなあふれ出る感情も、とりあえず、眺めて。(ここで、自分に善悪の判断を下さないように!)そして流して。水面に投げられた無数の石が立てたさざなみが、少しずつ落ち着くまで、そのままで。ただ、息を吸って。吐いて。自分の呼吸に意識を結びつけるようにしてみましょう。自分が気持ちいいな~と感じたら、続けてみます。もういいや、と思えば、その時点で止めます。

さて、秋晴れの下、瞑想の実践はいかがだったでしょうか?

更に詳しい、更に楽しい瞑想の方法は?
そして果たして、瞑想のメリットとは?
待て、次号!(笑)

「いやいや、質問いっぱいあります!」という方は、是非お問い合わせ下さいね。
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YOGA FLOW主宰、ヨガ講師
久村潤子
‘03より都内でアシュタンガヨガ、ハタヨガの修練を始める。ヨガクラス”YOGA FLOW” を開催。誰でも無理なく楽しめるヨガを紹介する。子連れヨガをはじめ、託児付きヨガ、出張クラス、また3.11をきっかけに東日本、熊本・大分の震災復興チャリティーヨガも不定期に行う。あらゆる世代の人がヨガを通してお互いに繋がりあえることを模索中。’16年春、茅野市に家族で移住。大分県出身。
mail: hisamura1173@gmail.com
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