HOME FOODS COLUMN 連載8「暖をとりつつ」

こんにちは“くらしまわり”山越典子です。
今月も八ヶ岳の麓から季節の献立てと台所のお話しをお届けします。

先月、免疫力を高める人参レシピをお伝えした私でしたが、その後、子供から水ぼうそうと風邪をたて続けにもらうという残念な秋になってしまいました…トホホ。

気を取り直して、今月は体調不良の時にもおすすめしたいレシピをご紹介いたします。

いまの家に越してから薪ストーブのある暮らしをしています。身体の芯からあたたまり、パチパチと薪のはぜる音や、炎のゆらぎも、もう最高!!

ストーブの天板にいつも鍋を並べて、ゆっくり料理ができるのもこの季節ならでは。インドア派の私には、このストーブ料理と保存食作りが長い冬の楽しみなんです。

りんごと時間を用意して、ゆったり作ってみて下さい。

レシピ「りんご番茶煮」

材料(作りやすい分量)

  • りんご 2~3個
  • プルーン(オイルコーティングされていないもの)3個
  • 番茶 適量

つくり方

  1. 番茶を濃い目に煮出しておく
  2. りんごは4-6等分にして芯を取り皮をむく。塩分(分量外)にさっとくぐらせておく
  3. 底の厚い鍋にリンゴを並べ、プルーンをのせ①をひたひたに注ぎ入れる
  4. ストーブにのせ火加減を見つつ水分を飛ばす(ガスの火なら中火)
  5. 汁気がなくなってきたら火から下ろす

※煮崩れしたりんごはアップルソースとして使えます。パンにのせたりヨーグルトや、お菓子に焼き込んだり。
※甘めが好みの方は、黒糖や甜菜糖など加えてください。
※りんごはいくつかの種類を混ぜて作ってもそれぞれの味わいが楽しめます。

長野県出身のお友達は、手のひらをまな板代わりにりんごをむいていました。みかんの感覚とでも言いましょうか?

信州ではそれほど身近な果物なんでしょうね。いつか私にも出来る時がくるのでしょうか?

さて、いつも撮影に使っているこちらの台所。

実は“くらしまわり建築部”のリノベーション物件です。

シンプルで使いやすいリノベーションに興味のある方、ご連絡下さい。ショールームとして「くらしまわりの台所」をお見せいたします。

Mail: kurashimawari@gmail.com

お台所のこぼれ話 その8

大切な器、欠けてしまったり割れてしまって悲しい思いをした事ありませんか?

うっかり割ってしまい、それでも捨てられずにとってあった器。金継ぎ教室に通って修復してきました。

金継ぎとは、器の欠けや割れた所を漆で繕って、金粉で美しく仕上げる昔ながらの技法です。手間も時間もかかりますが、仕上がった時の喜びはひとしお。

割ってしまって、ごめんね…だったのが、見る度に使う度に嬉しい器になりました。

ずっとずっと愛着をもって、くらしまわりのお話しでした。

金継ぎ教室
http://kobochatora.tumblr.com/

くらしまわりイベント情報

11月19日(日)「食・農サミット2017考えようこれからの食と農業」

フォーラム13:30~15:15のひと枠で
「元気な母と元気な子」のタイトルでお話しさせていただきます。
https://www.facebook.com/events/110658586374134/

暮らし探究家
くらしまわり 山越典子
安曇野にあるホリスティックリトリートセンター穂高養生園にて調理を担当。2012年茅野市に移住。玄米菜食のお店「おいしい家」を一人で切り盛りする。出産のため一時休業。
2017年春より、大工の夫と共に「くらしまわり」をスタートさせる。おいしく食べること、丁寧に暮らすことの面白さを提案している。不定期でお料理教室を開催予定。
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