HOME CULTURE & LIFE COLUMN vol.10 身体の要をあたためて、あたたかい冬にしよう。
ココカラめぐりは、ココロとカラダがめぐり、ココ(八ヶ岳)からめぐり、今ココ、からめぐり・・・季節、命、出逢いがめぐりますように。と思って名づけました。

こんにちは、藤森朋子です。

2018年スタートしましたね。昨年は新たな出逢いと再びめぐる繋がりを深く感じていました。ありがとうございます。ハチモットでの連載も今回で10回目を迎えます。

2018年も楽しく心と身体が健やかで心地よくココカラめぐるように書いていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

深呼吸

布団が恋しい寒さになってきましたね。呼吸って身体を温めるんですよ。年末年始、駆け抜けて、疲れがだるさに変ってしまっている状態ではないですか?

鼻からゆっくり7秒で吸って、全身にあたたかさが行き渡るイメージをして、ゆっくり7秒ではいてみましょう。朝陽を浴びながら・・・と、寝る前に、ぜひともやってみてくださいね。

身体の中心のお尻凝っていませんか?

お尻全体がひんやりしていませんか?

トイレでお尻を触れてびっくりするほど冷えていると感じる人も多いはず。神奈川県出身の私、八ヶ岳の麓の吹きおろしの体験したことない気温に「凍みるね~」という言葉を病棟で入院患者さんに教えていただき、覚えて使っていました。(時々、「この気温は凍みてない」とご指摘をいただきながら・・・(笑))

Sincerelyで施術していると仙骨周り、腰、そしてお尻がとても冷えて固くなっている方が多くいます。冷え性なんです・・・という方のお尻は、ちょっとなでるだけで痛がるくらいカチコチに凝ってしまっています。お尻って凝るんですか?ってびっくりされています。

お尻=臀部は筋肉の上に脂肪がついていて、動かさなければ熱を生み出せず、脂肪も固くなり、冷えて保冷パックのように骨盤内を冷やしてしまいます。ここをほぐしておくのは坐骨神経痛予防や改善にもつながります。

大事な臓器がいっぱいな骨盤

骨盤内には、子宮、卵巣、前立腺、膀胱、腸・・・大切なものがあります。

冷えたら月経痛がひどくなったり、膀胱炎になりやすかったり、便秘や、むくみ・・トラブルがたくさん出てきてしまいます。そして頭蓋仙骨療法でもお伝えしたように、仙骨って大事なところ自律神経にも影響が出たり、内臓機能が低下したり、冷えが全身にまで及んでしまうと抵抗力も弱くなります。お尻~腰は身体の要ですのでポカポカ、どっしりとしているのがいいですね。

冷え性対策のアロマレシピとマッサージ

お尻の筋肉を動かすのが一番なのでウォーキングや寒いので部屋でスクワット。それも面倒でしたら、こたつの中で座ったまま足裏同士をくっつけて膝をパタパタ動かすのでもお尻は動きますね(笑)

精油の力を借りて循環をよくし、マッサージでお尻を柔らかくするのもおススメです。

精油は、ローズマリーシネオール10滴・シナモンカッシア5滴・レモングラス5滴をマカデミアナッツオイル10mlに混ぜてトリートメントオイルを作ります。

お風呂に前でも後でもよいですが、ブレンドオイルを手に取ってお尻をほぐすようにマッサージしてみてくださいね。足先まであたたまりますよ。あとは、足裏やかかともカサカサになっている方もいるので一石二鳥の足裏や足指に塗布するのも効果的です。

柔らかい湯たんぽ抱っこ

外側から温めたいというのであれば、電気毛布や携帯カイロは電磁波の影響もあるので、湯たんぽにしてみてくださいね。眠る時だけでなく、ゴム製の湯たんぽを腰に、仙骨に当ててみてください。ホットでほっとしますよ(笑)

私は、自宅にいるときは、湯たんぽを持ち歩き、座る時には背もたれに置いたり、太ももの上に置いたり、足をのせたりしてあたためています。自分専用暖房器!暖房節約になります。

身体の中心を温めて、あなたの中心からいっぱいのあたたかさが溢れ、よい2018年のスタートが切れますように。

頭蓋仙骨療法、アロマセラピスト、ベビーマッサージアドバイザー、看護師
藤森朋子
様々な自然療法にて茅野市の自宅「Natural care house Sincerely」でオリジナルの施術、教室開催や講師を招いての講座の企画運営。 行政、地域、企業、医療業界などへ、母子保健事業のマタニティ、ベビ-マッサージクラスや、企業へのメンタルヘルスなど、赤ちゃんこども妊娠出産産後、働き盛り、高齢者まで全世代向けに病気になる前に家庭で対策をとれるようにアロマテラピーやセルフケア方法、心と身体のつながりを伝えている。その他「産声をあげるとき息をひきとるとき」をテーマに、生きることをともに感じ、考え、育んでいく講演会、地域活動、お話し会を仲間と開催している。
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