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こんにちは。
スキーもスケートも楽しみ放題の地、八ヶ岳。寒くても、身体を使って遊んでいますか?雪遊びとは縁遠かった九州育ちの私は、子ども達が学校に行っている間にこっそり一人で山に出かけ、スキーの自主練習を楽しんでいます。
一人で立つ雪山から見えるのは、いつもと違った角度の八ヶ岳。空はどこまでも青く、足元は眩しい白さ。飲み込まれそうに雄大な自然の中に溶け込むと、自分という存在が清々しいほどちっぽけに感じて、なにやら心の中のもやもやも、す~っとどこかに溶けていってしまうのです。山々の稜線と里の家々。「あ~。今日も地球に生きていて、地球(?)の手のひら ”In God’s hands”で遊んでるんだな~!」とワクワクしてきます。
さて、そんなちっぽけな自分だけど、頼もしく感じる今回のポーズを紹介しましょう。
厚い板のように全身を伸ばして、自分の身体を手と脚だけでしっかりと支えるポーズです。疲れたらチャイルドポーズで休息をどうぞ!
動的(陽)な板のポーズの後は静的(陰)なチャイルドポーズを。自分の呼吸に耳を澄ませて、身体と心を落ち着かせましょう。
Kumbhakasana (クンバカ・アーサナ = 板のポーズ)
☆このポーズは、ヨガ以外のトレーニングなどでも体幹を鍛える” plank pose” ( プランク・ポーズ ) としてもよく知られています。
- 四つん這いになります。手は肩幅に広げて手首は肩の真下、膝は腰幅に広げて腰の真下に。
- 手の指を大きくしっかりと開きます。脚はつま先で立って、脚と腕を真っ直ぐに伸ばします。頭のてっぺんから背中、仙骨を通ってかかとの後ろまでが一直線になるように!
5~6回、ゆっくりとした鼻呼吸をしましょう。(辛い場合は膝を後ろ気味について行いましょう。無理は禁物です。)終わったら次に紹介するチャイルド・ポーズで休憩しましょう。
このポーズのコツ、注意点
- 腹筋をしっかり使って、お腹が落ちないように気をつけます。イメージは頭からかかとまで一直線!
このポーズの効果
- 肩、太もも、腹部全体を強化します。特に体幹を鍛えます。
- 力強さを感じられ、勇気、自信が湧いてきます。
Balasana ( バラ・アーサナ = チャイルド・ポーズ )
- 四つん這いから正座になり、膝を割ります。
- 広げた膝の間に胴体をゆっくりと沈めていき、額も床につけます。身体の力を抜き、目を閉じ、10回ほど、深くてゆっくりとした呼吸をしましょう。腕を伸ばすのが辛い場合は前に伸ばさず、自然に身体に沿わせておきます。
このポーズのコツ、注意点
- お尻がかかとから浮かないように。
- 息を吸うときに、背中が広がるのを意識しましょう。
- 全身の力を抜き、リラックスします。
このポーズの効果
- 心身を休める
- 難しいポーズなどを行ったあとに身体を休める、リラックスのポーズです。ポーズの合間に組み込みながら心身のバランスを取ります。
それぞれのポーズになりきる、その意味と味わい。
板のポーズは、身体をその手と脚だけで支えます。強さが要求されるこのシンプルなポーズは、自分の中にある「自分の身体を支えられるだけの強さ」を十分感じさせてくれるでしょう。力強く、そして頼れる存在である自分を、ポーズを通じて存分に是非味わってみて下さい。
ヨガのポーズには動物や植物、自然界にあるあらゆるものの名前がそれぞれついています。その名前のとおりに自分をイメージしてみましょう。そのものになりきってみましょう。そしてその中にある、そのものの特性を、自分の中にも見出すのです。板の様な率直な力強さを。子どものように柔らかく、無駄な力の抜けたイノセントな状態を。
こういう味わい方もまた、ヨガの醍醐味であります。
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