CULTURE

八ヶ岳は、新緑がきれいな時期に入り、ＧＷはたくさんの人で賑わいました。
地場のお花やハーブの苗も店頭にたくさん並び、活気が出てきました。

ハーブやアロマセラピー関連のもの、生活のクオリティを上げるものに出逢える場所、私の癒やしの空間である、大好きな場所、蓼科ハーバルノートシンプルズさんでも、たくさんの苗が並びます。

今年も出会えたこの可愛らしいお花。

鼻を近づけてみると、何とも甘く優しい香り。
こんなに小さな花を咲かせるのに、香りは大輪のお花に負けないくらい強くて濃いのです。

木の札には、「forget me not」と書かれていて、初めて見た時は、思わず笑ってしまったのですが、本当にその通りだなと思って。

「きみ、やるね～、小さくても力強い子。」
和名の「忘れない草=勿忘草」は、真の友情や愛を表す花言葉を持っています。
その時惹かれたお花は、引越し直後で、その時の自分にぴったりでした。

山でカッコーが鳴いたら、どの苗を地植えしても大丈夫よと、お店の方に教えてもらい、今年も鳴いたことを確認したと聞いて、いよいよ本格的に植える時期に突入！

私は、香りは大好きだけど、育てるのが得意じゃないから、去年は、かなり思い腰を上げてスタートしました。
私の植物生活は、庭の片隅の一角を掘り起こすところから。

都心だと、自分の生活で土に囲まれる環境はなかったけど、庭の土をいじっていると、無心になれて、最高のリフレッシュになることを知りました。

ここから、楽しくなってきました。
ハーブを選ぶ目線も、食いしん坊の私は、美味しくて食べられるものが中心。
去年は秋ごろまでハーブとお花を楽しむことができました。

1年が経ち、寒い冬を越えて、多年草やこぼれた種で増えていく植物との再会は、たまらなく嬉しいもの。
この地では、ローズマリーは冬越えが難しいことも知りました。

山梨県の日野春ガーデンも、春が来た！と感じられる場所の一つで、昨年、友人夫妻に連れていってもらい、今年もハーブを選びに行きました。

ビニールハウスの中には、ミントやローズマリーのような、メジャーなハーブから、あまりお目にかかれないような、エルダー、ボリッジ、コンフリーなど、たくさんの苗が売っています。
耐寒性をチェックして、鼻を近づけて、一つずつ香りを確認。一番幸せな時間です。

人間には心地よい香りでも、ハーブには、虫が嫌う成分も含まれているものもあるので、お庭に植えると、虫除けにもなります。

香りを楽しみ、食べて・飲んで美味しい、料理やお菓子の彩りにもなり、お花が咲くころはブーケにも、虫除けもにもなるハーブ。そして、経済的！
ハーブは、買うものから育てるものになりました。

八ヶ岳では、たくさんのハーブが手に入ります。
是非、お気に入りをみつけて、育ててみて下さいね。

最後に、余談ですが、虫除けの話がでたので、虫と香りについて。

旅先から戻ってきたら、我が家に新しい住人が・・・。

アリです。

写真は控えなのをUPしていますが、意外とたくさんいて、びっくり！
虫が苦手だから、アリでもぎょっとしました。

アリと向き合うこと1週間。
巣ごと一撃できる市販の殺虫剤を使う手もあるけど、アリにも、家族がいるし、事情があるよね・・・と思いながら、出来るだけ住み家を変えてもらおうと、香りを使うことに。

蟻は酸を嫌う性質なので、レモンからスタート。
そして、色々使ってみた結果、昆虫忌避作用のあるレモングラス、ユーカリレモン、クローブが効果的でした。

綿棒に原液を垂らして、壁に沿って香りの結界を毎日作り、よく出没する怪しい場所には、拾った木の枝に直接垂らして、床に置きました。

おかげで、家の中は、爽やかな香りに包まれています。
これもまた、香り生活（笑）。

蟻にとっては嫌な香りですが、人間にとってはいい香り。
アリをお見掛けしない日が続いているので、それなりに効果を実証できたような気がしますよ！

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