八ヶ岳山麓に住む個性的な人々に魅了され、2014年より「ヤツガタケ案内人」として活動。
2015年、八ヶ岳の魅力的な人・モノを集めたカタログギフト「八ヶ岳のギフト」を制作。
八ヶ岳の魅力を発信する、という名目で、面白い人に会いに行くのが趣味。
こんにちは、ヤツガタケ案内人です。
前回大好評だったシリーズ「ヤツガタケに生きる人」!
第二弾は8motでもお馴染み、ataraxia代表 町田 裕樹さんを紹介します。
町田さんがヤツガタケに移住したのは2011年。
移住前は渋谷のレコード店に勤めていました。
自給自足に興味を持ち、「農業しかない」という想いに至り退職を決断。
同僚が松本にいたので当初は松本に行く計画でしたが、農業人フェアで富士見町の研修先と出会い、そのまま八ヶ岳山麓で農業を営むことになったそうです。
研修前に富士見町を訪れたことは一度もないということでしたが・・・
「松本に行きかけて途中で止まっちゃった(笑)」
人との出会いが、その後の行く先を導いてくれることってありますよね。
町田さんは、2012年にataraxiaという農園を立ち上げ、「花の無農薬栽培」に挑戦しています。
“口に入れない・肌に触れない花でも 無農薬で育てる”、その意義を伺っていると、 町田さんの持つ“こだわり”が見えてきます。
持続可能な農業を考えなければならないのは野菜も花も同じ。
「無農薬」は、「おいしい・安全」のためだけではなく 、これからも農業を続けていくための手段であるという提案です。
本が好きで書くのも好きだからライターをはじめた、という町田さん。
花苗、という消費される商品を生産する傍らで、「ただの消費にならない手段」としてのライティングに興味を持たれたとのこと。
「ライターで生活するのは無理、と思っていたけど、
名乗ってたらライターの仕事ももらえるようになって・・・言ったもん勝ちです(笑)」
これからは以前から興味を持っていた自給自足的な生活を実践していきたいそうです。
ライターとしては農業関連の他、新しい視点を与える記事を目指しています。
「仕事ください」と笑いながら、
確信を持って今後のことを語る姿が印象的でした。
最後にこの記事の読者に伝えたいことを伺うと、すぐに「本を読みましょう」と返ってきました。
インターネットが発達し、情報が溢れている今。
裏付けのない情報に惑わされたり、ニュースやHOW TOばかり目に入って、本質を探す努力をしなくなっているのでは?との指摘。
facebookやtwitterから得る情報ばかり読みあさっている私にも耳の痛いお言葉でした。
町田さんの“こだわり”は、本質を探求する姿勢からきているのかもしれません。
ちなみにこの日は以前ご紹介した「地域に会いに行くツアー」の参加者と富士見の36でお話を伺いました。
みんなでパチリ。
町田さん、ありがとうございました!
町田さんがライターを務めるwebマガジン→つちとて