2017年春より、大工の夫と共に「くらしまわり」をスタートさせる。おいしく食べること、丁寧に暮らすことの面白さを提案している。不定期でお料理教室を開催予定。
こんにちは“くらしまわり”山越典子です。
藤森照信さんの建物に惚れ込み、その故郷である茅野市に移住。
あなたの設計で宿がしたい、とラブコールを送り続けて3年がたったのち、
藤森さんを招くために開いたといっても過言ではない「おいしい家」で藤森さんをおもてなし・・・
ついについに
「土地が決まれば設計しましょう」とのお返事をいただきました!
待ってました!もうやるしかない!
藤森旅館へつづく道 第1歩「雷に打たれた日」
藤森旅館へつづく道 第2歩「いざ!!長野へ」
藤森旅館へつづく道 第3歩「藤森さんとご対面」
藤森旅館へつづく道 第4歩「棺桶にはいるとき、私は」
藤森旅館へつづく道 第5歩「嘘も方便、お茶会にいく」
藤森旅館へつづく道 第6歩「告白のとき」
藤森旅館へつづく道 第7歩「何度も何度も」
藤森旅館へつづく道 第8歩「追っかけ入り待ち」
藤森旅館へつづく道 第9歩「おいしい家へようこそ」
さて藤森さんからサプライズにも似た嬉しいお返事をいただき、
心は天にも昇っていきます、ぴよぴよピヨヨ~。
3年にもわたる片思いは実を結び、ついに両思い!(大げさだけどそんな気持ち)やば~い!幸せ~!
そんな絶好調の私のところにお友達が遊びに来ます、
私「いや~、藤森さんこんな事いってくれたんだよ~」
(設計してくれる話をちょっと自慢気に(笑)
友達「すごいね!のりちゃん~、頑張った甲斐があったね!」
私「うん、ほんとほんと想いは届くね~」
友達「あ、そうそう藤森さんのゲストハウスみた?Casa BRUTUSでてたやつ」
私「え!!なにそれ!?ゲストハウス知らんのやけど」
友達「オーストリアだったかな?」
私「・・・そうなんだ・・・そうなんだ藤森さん」
カチャカチャカチャ(キーボードを強めにたたく音)
そして、早速Casa BRUTUSのお取り寄せ。
届いたその号には噂に聞いたゲストハウス“コウノトリ庵”の写真が。
「ほんとにゲストハウスだ・・・、いいなー、なんでまたオーストリアに?そしてまたまた素敵な建物、中はどんなだろう、いいなー、いいなー、いいな・・・」
心がざわざわして、なんだか落ち着かない気持ちになり、
ジェラシーと共に何度も寝返りをうって眠れない一夜を過ごして。
翌朝。
「泊まりにいーこおっと♡」
そうと決まれば全力で楽しむ方向で(笑)
新婚旅行に行きたかったトルコ(洞窟ホテルに泊まってみたい)とあわせて行ってみよ~!という計画をたてます。
Case BRUTUSにのっている情報を頼りに、宿泊の予約を。
日本人のスタッフさんが親切に対応してくれました、ほっ。
飛行機のチケットも予約して、パスポートも新しく申請して、うわ~楽しみやなぁ。
オーストリアへ向けて出国
なんて気持ちのいい所でしょうか、来てよかった、生きててよかった。
こんな建物を有難う!ジェラシーなんて100年前の話、
すっかりコウノトリ庵のファンになる私なのでした。
さて、その後はトルコを巡り帰国となります。
が、ここでおしまいではありません、この旅行の続きにもう一つのビックイベントが!
旦那とは成田でさようならして、帰国したその足で茅野へは帰らずに、福岡に飛び、三菱アルティアムでの“藤森照信建築と「鸛庵」”展へと向かいます。
事前に情報をキャッチした私は、コウノトリ庵からの~こんな夢のような計画を立てていたのです(笑)
いざ福岡へ!
オープニングレセプションに参加して、その余韻を存分に味わいます。
それから、なんとコウノトリ庵に泊まった初の日本人として皆さまの前に出てお話させていただく機会まで!
こちらにレポートもあります(笑)
一つ訂正させていただきたいのが、レポート内での私のコメント。
自己紹介で、「藤森先生のお生まれになった所に住んでいて、先生の追っかけみたいですね」と言ったとありますが。
追っかけみたい、ではなく追っかけです!間違いなく!
インタビューの時にも、追っかけとお答えしたのですが、何かの間違いだと思ったのでしょうか(笑)
まあ、それも無理はないか、あはは。
そしてその旅行から帰ったちょうど一年後、息子が誕生。
あの時のコウノトリ、その背中には息子がのっていたのかな?
なんて本気で思えるような、コウノトリ庵はそんな御伽の国の体験でした。
次回は「ピンチ!土地探し難航」の巻き
2月13日更新予定ですので、お楽しみにしていてくださいね。
手にはいつも土産を持って
旅の楽しみはスーパーマーケット巡り、知らない食材との出会いや、美味しいものとの果物を買って。
コウノトリ庵のキッチンで自炊する、至福の時。